活動のブログ

教育部

教育部 企業見学会「日本理化学工業株式会社 川崎工場」

10月26日(金)
日本理化学工業株式会社 川崎工場を見学しました。
メディアでも多く取り上げられている工場ということで、
定員40名に達する多くの参加がありました。
 

 
日本理化学工業は、
昭和35年に知的障がい者雇用をスタートさせ、
昭和50年には心身障がい者多数雇用
モデル工場第1号を開設した、
チョーク市場国内シェア50%以上のトップメーカーです。
 
現在、川崎と北海道美唄の工場を
合わせて86人の社員がおり、うち64名が知的障がい者で、
半分以上がIQ40以下の重度障がい者です。

60歳以上まで勤めた方が10名もおり、
やめる人も非常に少ないそうです。
 

 
このような障がい者多数雇用を目指したのは、
人間の究極の幸せは
「愛されること、ほめられること、
                                役にたつこと、必要とされること」で、
福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、
働いて役にたつことこそが本当の幸せであるという言葉を受け、
1人でも多くの障がい者に働く場を
提供出来る会社にしようと決意したからだそうです。

実際、一生懸命働く姿を見て、
人間の本当の幸せとは何かを考えることが出来たと言います。
「知的障がいのある人は何も出来ないというのは誤解で、
作業方法の工夫や改善によって、
現在は貴重な戦力となってくれている。」
というお話しが大変印象的でした。

その後、実際に工場を見学して納得しました。
色や絵でわかりやすくしてあるなど、
工場内には色々と工夫が見られました。
それぞれが能力を活かし、
ビックリするほど素早くスムーズに
作業がおこなわれていました。
 
最後は工場で生産された様々なグッズを
購入することも出来て、大変良い見学会となりました。
教育部

第36回世田谷区手をつなぐ親の会子どもたちの作品展

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
↑こちらの画像をクリックすると
作品展の様子がご覧いただけます
 
第36回世田谷区手をつなぐ親の会子どもたちの作品展」を終えて
 
去る9月28日から10月17日にかけて
区役所第二庁舎1階ロビーにおきまして作品展を開催いたしました。
子どもたちの自由な発想や個性に満ち溢れた作品に、
多くの方々が足を止め、熱心にご覧になってくださり
多数の温かいメッセージをいただきました。
作品展の開催にあたり、作品の制作、展示に
ご協力くださいました学校の先生方、保護者の皆様に心より
お礼申し上げます。
 
     作品展をご覧になったみなさまから寄せられた アンケートをご紹介します。
 
★  毎年この作品展をとても楽しみにしています。
     どの学校からの作品も個性が豊かであふれてくるものを感じます。
     子どもたちにはいろいろな力があることを、
     いつもこの作品展で感じることが出来ます。
     応援しています。来年もまた見に来ますね。
 
★  学校により、統一の材料で作品化したものもあれば、
     まったく自由に作ったものもあり、楽しく鑑賞できました。
     どの作品も作っている最中の生徒たちの顔を想像しながら見ると、
     尚一層楽しむことができました。生徒たちが継続して作り続けることを望みます。
 
  毎年楽しみに見せていただいています。
     ひとりひとりが物を作る喜びや楽しさを作品で表現していて、
  「ああ、いいなあ」と、心が温かくなります。
     指導をしてくださる先生方の工夫や、保護者の皆さまの温かい思いに、
     いつも感心させられます。
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成人部施設見学会  「株式会社キューピーあい」

10月10日(水)、成人部の研修として、特例子会社の
株式会社キユーピーあい(本社)を参加者24名で見学しました。

15年前に始まった会社ですが、 今は本社と3つの事務所を合わせて
120名の社員のうち 66名の障害者(うち知的障害者34名)が働いています。

業務内容はパンフレットやポスター、冊子などのデザイン制作や
印刷、ホームページ制作、ユニフォームレンタル、キャンペーンの
事務局など、 キユーピーグループからの仕事を創出していますが、
その種類の多さが特徴とのことです。

なかでもユニークなのは、町田市から7000㎡の農地を借りて、
年間約70品目もの農作物を生産していることです。
農業の社員は毎朝8時に出勤してすぐに収穫し、近所の
スーパーマーケットに納品、特設コーナーでの販売は
大変好評です。
戻ってきてから再度収穫し、昼休みに社内販売もしています。

スライドによる説明のあと、社内を見学させていただきました。
車いすの人が使いやすいようにデスクや印刷機の高さを調節してある、
気分を落ち着けるために静かな音楽を流す、 スケジュールが分かり
やすいように 仕事の種類や締切日を壁のボードに明記するなど、
随所に障害者への配慮が見られました。

社是は「楽業偕悦 (仕事を楽しみ悦びを皆で分かち合う)」、
社訓は「道義を重んずること」「創意工夫に努めること」
「親を大切にすること」で、 年末には会社から親に
お歳暮が送られてくるという話に皆、驚いていました。

午後はバスで15分ほど離れたアウトレットパークで
買い物の時間を楽しむこともできました。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」 玉川ボランティアビューローにて出前講座

10月5日、玉川ボランティアビューロー主催
「はじめての障がい児サポートボランティア講座」のプログラムの一環として
知的障害理解のためのワークショップを今年も行わせていただきました。

この日の参加者は18名、
「子どもが学校に上がって自由な時間ができたので何か役に立つことをしたい」
「障害のある子に関わる機会があるので接し方を学びたい」
など出席者の講座への参加の動機を伺い、大変やりがいを感じました。

 

 

今回も疑似体験のほか、我が子らのエピソードを盛り込んで
知的障害の特性についてお話ししました。
皆さん時折メモを取りながら熱心に聴いてくださり、
「たくさんの気づきがあった」
「相手を知り理解するために心を開くことが大切」
などの感想をいただきました。

障害のある子どもたちの心強い応援団になってくださることと思います。