「セータとガーヤの気持ち伝え隊」in 久我山青光学園わいわいまつり
2024年11月30日久我山青光学園わいわいまつりに
参加いたしました。
学校に通う知的障害や視覚障害のお子さん
ご家族(親御さん、ごきょうだい)、おじいちゃん、おばあちゃんと幅広く
総勢約250名ほどの方々にご参加いただきました。
わいわいまつりの担当の方から、
児童・生徒さんたちの感覚をご家族、ごきょうだいに
疑似体験してもらう機会の提供をとのご依頼があり
ゲーム感覚でみんなで楽しんでいただけるよう
4つのワークを考えました。
【ワーク1】「ペットボトルでおにぎりを探そう」
~気になることに過集中しやすい見え方の体験~
食べ物のカードは、ごきょうだいも興味を持ってとっかかりやすく
楽しみながら体験してもらうことができました。
お子さんの見え方について、「そういうことだったのか!」と
理解を深められていた親御さんもいらっしゃいました。
【ワーク2】「どんな声かける?」
~困っている人を見つけてどんな声をかけが良いかを考える体験~
お子さんたちが集中して、選んだ絵カードの内容にマッチした
吹き出しを選んでくれて、お子さんの内面的な理解の深さを
感じる機会にもなりました。
「優しい言葉を選んでくれてありがとうね」と伝えると
みんなが笑顔になってくれて、私たちもほっこりした気持ちになりました。
【ワーク3】「いくら貯金できるかな?」
~手の動きにくさの体験~
皆さん、軍手をはめた時と外した時の感覚の違いを実感され
「ほら、◯◯クンの感覚だよ」と、ごきょうだいに話してくださるご家庭や
「なるほど〜!実感した」とおっしゃってくださる方も多かったです。
中には、お留守番されてる難病のお父さんの手の動きにくさが
体験できたと話してくださる方もいらしゃいました。
【ワーク4】「目を瞑って洗濯ばさみを外すワーク」
~目が見えにくい感覚の体験~
視覚障害のお子さん対象に考えたワークでしたが、
ユニークなワークで、視覚障害のない子どもたちも喜んで体験してくれました。
当事者のご家族から、「あらかじめ触る」他、提示の仕方など
生活の中の工夫を教えてもらったことも貴重な経験でした。
思春期のお子さんの悩みについて、ポロッと話してくださった親御さんがいらして
私たち先輩母たちが大丈夫大丈夫と少し体験を含めてお話できたことも心に残りました。
ワークを通して話しやすくなったのかもしれません。
体験を通してのやりとりでいくつもの発見があり、エネルギーを生んでいく
キャラバン活動の大切さを学んだワークショップとなりました。