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研修委員会勉強会 『住まい方の選択~重度の方の一人暮らし~』
2024年3月29日世田谷区児童相談所団体活動支援スペース会議室ABにて
研修委員会主催の勉強会を開催しました。
当日朝は台風並みの暴風雨にもかかわらず、48名の参加がありました。
新宿区手をつなぐ親の会会員の野口美加子さんをお迎えして
『住まい方の選択~重度の方の一人暮らし~』をテーマに、
野口さんの息子さん三兄弟のうち次男がグループホーム、
三男が一人暮らしをされているそうで、
三男の一人暮らしの生活ぶりを中心にご講演いただきました。
講演のパワーポイントでは実際の生活のご様子、
シール貼りを利用し日記帳をつける、
現金を数えてお金の計算をする、
写真カードで食事のメニューを決める、
ランチョンマットを置いてテーブルセッティングをする等、
何気ない「当たり前の生活」を穏やかに淡々とされている姿がとても印象に残りました。
障害福祉サービスの支給量の範囲で、
相談所支援専門員やヘルパー事業所と知恵を出し合い工夫しながら、
障害年金や障害手当の範囲内だと月10日ほどは夜勤のヘルパーさんが入って生活出来ているそうで、
とても参考になりました。
ただし、重度、軽度で判断するのではなく、
その人の障害特性に合った住まい、生活の場の選択が大事と、
野口さんの講演を通して気付かされた、大変有意義な勉強会でした。