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第69回 世田谷区手をつなぐ親の会定期総会 報告

2025年5月12日、三茶しゃれなあどホール オリオンにて
第69回定期総会が開催されました。



会員数1173名のうち、出席者94名、委任状545名 合計639名で
会員数の半数に達し定期総会は成立いたしました。

2024年度活動報告、監査報告、決算報告、 2025年度活動計画案、
予算案が審議され、すべて可決承認され、滞りなく無事に終了しました。

昨年同様、来賓をお招きせず、コンパクトな形での開催でしたが、
対面で行われ懐かしい会員の方々にお会いすることができました。
総会前後の自主生産品販売も大盛況ですぐに売れ切れてしまう
生産品もたくさんありました。



 

 

 

 

 

 

 


総会に続き、全国手をつなぐ育成会連合会
常務理事兼事務局長の又村あおい氏を講師にお招きし、
「知的障害者と家族の未来を考える〜障害福祉の現状と課題〜」
をテーマに記念講演会がありました。



法制度の動きとして、令和6年4月に児童福祉法、
障害者総合支援法の改正が施行され、あわせて障害福祉サービス等の
報酬改定も実施されました。
今回の改正のポイントとして児童発達支援センターの機能の明確化、
意思決定支援の重視、強度行動障害支援の強化、入所施設と
グループホームのあり方についてご説明下さいました。

また、同じく令和6年4月に障害者差別解消法が改正され
民間事業者における合理的配慮の提供が義務化され、
外見からは障害がわかりにくい知的・発達障害の特性が
理解できるような啓発キャラバン隊が全国で広まりつつあり、
安心ネットせたがやの活動がより一層期待されると感じました。

また、療育手帳の判定基準と成年後見制度の見直し議論が始まり、
課題が多かった成年後見制度の見直しは当初の見込みより
早い進行状況となっており、最速なら2027年4月、標準で
2029年4月に成年後見制度に関わるあらゆる法律が見直され
施行されるのではないかとのことでした。

「あと4、5年は元気でいよう、いなきゃね」と確認しながら、
帰宅の途につきました。盛りだくさんの最新の情報を頂き、
大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
尚、後日配信も実施されます。