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研修委員会勉強会 『「私のノート」を書いてみよう』

2024年10月18日(金)総合福祉センター後利用施設にて、
世田谷区社会福祉協議会成年後見センター係長・村田みつ代氏と、
主事・松本実果氏を講師にお迎えし、
研修委員会・勉強会『「私のノート」を書いてみよう』を開催いたしました。
会員27名、非会員1名のご参加をいただきました。

《参加者からの感想》

⚪︎障害児を育てる親として、
親の私がいなくなった後の子供の行く末ばかりを心配しておりましたが、
まずは自分自身のことをしっかりと記して
整えておくことの必要性を実感いたしました。
購入いたしました「私のノート」には、
想像していたことよりも深く自身に向き合って残すページもあり、
知ることで改めて整理ができたように感じます。

⚪︎私の先のことを、人様に安心して託せることで、
残された家族も悔いることなく過ごせるなら
様々なことを書き留めておきたいと思った次第です。

⚪︎同時に、子どもを周りにわかってもらうためにも、
成長や発達の経過、もっている個性に関しても、
子どもと話をしながら丁寧に書き残しておきたいと感じております。
目まぐるしい日常に、
気になりながらも目を背けていた問題に向き合う自覚を
持つ時間を与えてくださってありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊 」出前授業 in 給田小学校

2024年10月10日、世田谷区立給田小学校で
4年生5クラスへ向けた出前授業を行いました。
小学生向けの出前講座は、毎回新しい発見があり、
子どもたちの素直さ可愛さを再発見する場でもあります。

知的障害について、
見え方、聞こえ方の体験
手先の不器用さやうまくできない気持ちの体験
障害のある人にとってわかりにくい言葉体験
言葉がわからない・伝わらない不自由さの体験
コミュニケーションのコツについてお話ししました。

出前授業では、児童の皆さんに言葉が伝わらない不自由さを、
ピカピカ王国の住人になってピカ語だけで話して理解する体験を
先生にもご協力いただき行います。

このピカピカ王国での先生と子どもたちとのやりとりが毎回私たちも楽しいのです。
今回ご協力いただいた先生が児童たちのコミュケーションが上手な先生で大いに盛り上がりました。

出前授業での体験から児童の皆さんがどう感じたのかは最後の質問タイムでわかります。
知的障害についての理解を感じられる瞬間でもあります。

・障害のある人に声をかけて助けてあげたいと思います。
・この授業を通してお父さんに話したいと思います。
・バスや電車の中でヘルプマークを付けてる人がいたら席を譲ってあげたいです。
・障害は何種類ありますか?
・知的障害ある人はどれくらいいますか?
等等沢山の質問や感想をいただきました。

障害のある人に何かしてあげたい、協力したい
という気持ちが感じられ毎回感動します。

今回158名の児童のみなさんと先生方、給田福祉園の職員さんにもご参加いただきました。
小さい時から障害のある人のことを知ることで優しさが芽生え、
障害の枠を自分たちから外そうとしてくれる…
そんな子どもたちの心を育てることの大切さを実感し
これからもより多くの方々に伝えていかなければと改めて思った出前授業でした。

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成人部 バス施設見学 
「神谷ともいき農園」訪問

2024年9月最初の週末、秋とはいえ、まだまだ真夏のような7、8日に
今年度のバス施設見学が実施されました。
今年度は、山梨県甲州市勝沼町の「神谷ともいき農園」を訪れ、
ぶどうの収穫作業を体験させていただきました。



「神谷ともいき農園」は
親の会会員の神谷有子さん・神谷和志さんご夫妻が
2019年より勝沼町で新規就農からスタートし、
2022年より60アールのぶどう畑を管理、
デラウェア、巨峰、シャインマスカットなど
生食用ぶどうとワイン用のぶどう、無農薬野菜を栽培する農園で、
現在はご子息の幸多郎さんも、
こちらで重要な労働力となって働いていらっしゃいます。
栽培されるぶどうはすべて地球環境に配慮して、
除草剤・化学肥料・ネオニコチノイド系殺虫剤不使用の
低農薬栽培、安心安全なものです。
今回は、親子参加の方々が6組12名、会員のみ参加の6名の総勢18名で、
朝7時に大型バスで世田谷を出発、
10時半には農園に到着し、神谷さんご一家に迎えていただきました。

着替えを済ませると、さっそく目の前に広がるぶどう棚に入り、作業開始です。
たわわに実ったシャインマスカットを2人一組で収穫していきます。
ひとりが実を落とさないように、やんわりと、でもしっかりと房を支え、
もうひとりがぶどうの枝を根本から確実に切り取り、
その房を収穫かごのなかに重ならないように、倒れないように、
実を傷つけないようにそっと並べていきます。
ひと房ひと房が大切な商品なので、緊張感を持ちつつも
充実感が得られる楽しい収穫体験となりました。

作業のあとは、ぶどう棚の下にシートを敷いていただき、
お弁当を食べました。
暑いとはいえ、ぶどう棚の下は日陰、さわやかな風がふき、
とても気持ちの良い時間で、
食後には農園のぶどうをいただきながら、
神谷さんご夫妻からこれまでの農園のお話を伺いました。

  

知的障害のある人たちの就労、
自立のために何が出来るかと考え、働く場所を作る、
その最初のステップとして始められた農園で、
今回は会員とその子どもたちも作業を体験させていただき、
作業に取り組むなかで、知的障害のある本人にとって、
豊かな生活を送るための新たな可能性を感じることができました。

また、今回は親子での参加者が多く、
主に20代のご本人たちが楽しい時間を共有して下さったこともうれしいことでした。

神谷さんの手厚いサポートのもと、充実の作業体験を終え、
帰りには美味しいぶどうを手に、宿泊先の石和温泉へと向かいました。

温泉に浸かり、のんびりと癒しも得て、
翌日は全員元気に帰路につくことができました。

1年で最も忙しい時期であるにも関わらず、最高の時期に体験を、
というご厚意で我々を受け容れて下さった、
神谷さんご一家の素晴らしい実践を体験させていただくことができ、
今年度のバス施設見学も充実した、意義深いものとなりました。

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高等部 就労事例勉強会

2024年9月18日、世田谷区児童相談所 団体活動支援スペースにて
「就労事例勉強会」を高等部主催で開催しました。
一般就労するためにはどのような準備が必要かを学びました。
教育部・成人部含め、会場とZOOM合わせて45名の方に
ご参加いただきました。

まず、世田谷区障害者地域生活課就労支援担当係長 碓井様から
「特別支援学校から一般就労へのおもなルート」について
ご説明をいただきました。
一般就労するためのルートはいくつかあり、
本人に合うタイミングでの就労が可能である
というお話を伺いました。

続いて、世田谷区障害者就労支援センターすきっぷ
就労相談室室長の牧嶋様から「職業準備性ピラミッド」
についてと就労移行支援事業のすきっぷから
「一般就労した方の事例」をご説明いただきました。
一般就労までにどのような力を身につけるとよいのか
を学ぶことができました。

最後に就労移行支援事業の世田谷区立砧工房分場
キタミ・クリーンファーム 主任支援員の福田様から、
一般就労された方の就労までの経緯と、その方が
ご自身の課題にどのように取り組まれたかを
具体的にお話しいただきました。
お話から、就労のタイミングは合っているか、
また本人が就労において何を優先したいのかを
見極めることが大事だと知りました。

そして、今一度、就労にあたって本人の
「職業準備性ピラミッド」がどの段階まで
整っているのかを考える良い機会となりました。

参加者からの質問にも丁寧にご回答いただき、
学ぶことの多い勉強会となりました。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」in 青少年代沢地区委員会  NEW!

2024年9月9日青少年代沢地区委員会にて
出前講座を行いました。



青少年代沢地区委員会は、町会、青少年委員、民生・児童委員、
小中学校の学校長、児童館の館長、PTAの役員などの
委員の皆さんが、青少年の健全育成を図るとともに、
青少年をめぐる非行防止とそのための社会環境の浄化等を目的に
子どもたちの問題に取り組んでいます。
31名の方々が参加くださいました。

 

 

 

 

 

 

 


いつものようにワークを通して、
障害のある人の気持ちを感じて知ってもらえるようお話をし、
今回は9月の初めという事で防災についてを付け加えました。

実際の話として私たちの経験や取り組み、
避難所での困り事等お話しました。
皆さん熱心に聞いて下さいました。

最後の質疑応答では
「町で出会ったらどういう風に
関わればいいのか」という質問が多かったです。
皆さん、関わりたいと思ってくださってるんだ!という
気持ちが伝わってきました。

本当に困ってる時は支援して欲しいですが、
大きな声で独り言を言ったり歌ったりを見かけたら、
ああそういう子なんだなぁ〜と
温かく見守って欲しいとお伝えしています

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連協主催施設見学会「グループホームめぐり」

2024年9月2日(月)
世田谷区障害者福祉団体連絡協議会(連協) 主催の
施設見学会「グループホームめぐり」を開催、
連協加盟5団体より26名と手話通訳2名、障害施策推進課担当者1名、
合計29名が、親の会からは5名が参加しました。

「めぐり」は世田谷区手をつなぐ親の会が設立した
(社福)せたがや樫の木会が運営、
身体障害あるいは知的障害(重度障害・重複障害)のある方を対象に
今年の1月に開設されたばかりです。

現在(8月)、利用者は9名(障害区分:5また6)、
内8名は身体障害者手帳(車椅子利用者5名)をお持ちです。

最初に山本施設長の説明を受けながら居室、共有部分を見学、
ご家族から同意いただいたお部屋には入室させていただきました。

見学後、1階のリビングで、山本施設長より
「めぐり」の沿革、設備、利用者、支援の日常、
今後に向けて思い等をお話いただいた後、
質疑応答で締めくくりました。

マットレスの下に設置され、遠隔で状況を確認できる見守りセンサー、
車椅子のまま非難することのできるUDエスケープ昇降機等、
通常タイプの他、リフト式、機械浴の3種類の浴室等、
技術が駆使された設備や利用者の状況を配慮した
めぐりのきめ細かい支援の在り方に共感しました。

一方、スペース的な問題等で実現できていないこと、
他団体の方からいただいた厳しいご指摘もあり、
「めぐり」の今後の課題、
他団体からのいろいろなご意見での気づき等もあり、
とても貴重なひと時になりました。

「めぐり」に入居できる方は10人に限られますが、
地域に開かれた施設になるよう親の会として見守っていきたいです。

お忙しい中、準備段階から当日のご対応まで尽力くださった山本施設長様、
施設見学会にあたり入室させていただきました部屋の利用者様・ご家族様、
施設見学会に参加くださった皆様、ありがとうございました。

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第27回粕谷区民センター夏休み夕涼み会

「喫茶ぴあ」模擬店を出店しました!

2024年8月24日(土)15:30~ 粕谷区民センターにて
夏休み夕涼み会が盛大に開催されました。

   

親の会が運営する喫茶ぴあ
通常の営業とあわせて模擬店を出店し
かき氷と、いつもお店でもご用意している
作業所の自主生産品を販売しました。

   

親の会からは、3人がボランティアとして参加し、
かき氷のチケットと自主生産品の販売を担当しました。

台風が接近していたこともあり、
強風やゲリラ豪雨対策を万全にして臨みました。
突然の雨にも対応できるようにいつもより売り場を縮小したり、
看板をビニールのカバーで覆って固定するなど、
店長の指導のもと、工夫して臨みました。

かき氷は、晴天だった昨年のように
捌ききれないほどの列はできなかったものの、
お客様が途切れることなく来てくださって、
完売で最後を締めくくることができました。

自主生産品の売り上げも順調でした。
コインを握りしめてクッキーを一袋買ってくださる小さなお客様、
家族のためにと、たくさんのクッキーやジャムを買ってくださるお客様、
様々な方と交流することができました。

色とりどりの浴衣や甚平を着たお子さんを見るのも、
美味しそうにかき氷を味わう姿を見るのも楽しく、
私たちもお祭り気分を満喫することができました。
ぎりぎりで雨に降られなかったのも幸いでした。

関係者の皆様、ぴあスタッフの皆様、ありがとうございました。

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2024年度 要請の会

2024年8月20日 世田谷区役所 区議会大会議室にて
2024年度 要請の会が開催されました。



世田谷区より、障害者地域生活課長、障害保健福祉課長をはじめ
15名の担当部の皆さまにご出席いただき
親の会からは 41名の参加がありました。

今年度は…
 重度対応のグループホームの増設
 地域生活支援拠点の整備
 東京リハビリテーションセンター世田谷の地域移行への支援
 一人暮らしの支援
 福祉人材の確保
 強度行動障害への支援
 福祉人材の確保
 その他の福祉サービス
  ・セルフプラン解消への取組み
  ・重度障害者の短期入所の受け入れ
  ・移動支援の拡充
 風水害、災害時の支援
 共生社会の実現
 障害者対象の専門外来の設置
 就労している知的障害者の支援体制

以上について要望をお伝えし、
区担当者から回答をいただきました。

障害当事者からは、
グループホームで暮らし、仕事や余暇活動を行いながら
充実した毎日を送っている様子が語られ、
一緒に暮らし活動する仲間を思いやる願いや要望に
会場から大きな温かい拍手が送られました。

また会員代表からは、
医療的ケアが必要なお子さんが、安心して幸せに暮らしていくために
地域での支援の体制づくりを行ってきた様子が語られ、
外部サービス型のグループホーム増設、
重度訪問介護の報酬単価の見直し、
グループホームに入れなかった場合の
一人住まいの家賃助成の要望が寄せられました。

質疑応答では、会員から多くの質問、意見、要望が寄せられ
区担当者から一つ一つ丁寧に回答をいただきました。

親の思いや、当事者の気持ちを自らの言葉で直に伝え続けることが、
より良い施策につながっていくと感じられた今年度の要請の会でした。

 

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」出前講座 in 国士舘大学

2024年6月13日に国士舘大学にて
刑事学研究会の1年生を対象に出前講座を行いました。

毎年、玉川ボランティアビューローからお声かけいただき
「地域でボランティアをやってみよう」をテーマにした勉強会の中で
疑似体験を通して知的障害児者への理解を深めていただいています。

出前講座では「見え方の違い」「聞こえ方の違い」
「手先の不器用さ」「絵に描きづらい言葉」など
疑似体験に重点を置いていますが、
さらに今回は、実際に起こったエピソードを事例紹介として
コンパクトにまとめ、お話しできました。
どんな時に困るのか具体的なイメージを伝えられたと思います。

今年の参加くださった学生さんは、みなさん1年生、ということで
疑似体験の時間の反応は控えめでしたが、終始真剣に聞いてくださり、
メモを取っている学生さんもいて頼もしく感じました。
また来年も楽しみです

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高等部施設見学会 わくわく祖師谷

2024年7月18日、社会福祉法人世田谷樫の木会
わくわく祖師谷に施設見学に伺いました。

1階に生活介護施設(見学時点で23名の方が登録)、
2階に就労継続支援B型(43名の方が登録)を併設する多機能型施設です。

建物は2階建てで、前にウルトラマンの怪獣カネゴン像があり、
その後ろに自主生産品のパンやクッキーの販売を行っている
ショップを併設しています。

施設長さんがご説明と案内をしてくださいました。

最初に生活介護施設を見学しました。
生活介護では個々の個性を大切にし、日常生活の支援や
創作的活動を行っています。

運動・芸術系などそれぞれの得意なことを生かして
3つのグループ分けをしているそうです。

伺った時は和紙で作った葉書に暑中見舞いを書いているところでした。
昨日、創作されたばかりのひまわりのクラフトが色鮮やかに壁を飾っていました。
皆さん意欲的に取り組み、楽しそうに過ごしていました。



別の教室では利用者さんが運動をされていて、
マット運動や縄跳びなど大きく体を動かし、
私達の拍手に嬉しそうに笑顔を見せてくれました。
皆さん、明るく楽しそうな様子でした。

就労継続支援B型では、1階の一部でパンの製造や販売などを、
2階でクッキーの製造や受注作業などを行っています。

パンは砧総合支所や祖師ヶ谷大蔵駅前など
様々な場所で販売されているそうです。

それぞれに得意なことを生かし、こちらも3つのグループに分かれて、
お仕事に取り組んでいらっしゃいました。

ベテランの方が編むアクリルたわしは見事な出来上がりで、
同じく企業に納品されるという鶴の折り紙は
折り目も美しく完璧な出来上がりでした。

他にも革製品や刺繍、バッグ類への絵付けなど
様々な作品が利用者さんの手によって生み出されていました。
手に取ると、どれも素敵で思わず欲しくなってしまうものばかりでした。

利用者さんたちが、どの方も明るく、
居心地の良い環境の中で過ごされていると感じました。

帰りにベーカリーショップがオープンしており、
購入させていただいたパンやクッキーは、
とても美味しかったです。

ホームページには、パンの種類や販売場所などが掲載されています。
 機会がありましたら、ぜひ、お立ち寄りください。
わくわく祖師谷 - setagayakashinokikai ページ!

 

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