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就労事例発表会
知的障害者の多様な就労事例を知ろう

7月15日(金)世田谷区生活情報センター5階セミナールームABにて
就労事例発表会が開催されました。
参加者計28名(オンラインも含む)。

まず、就労移行支援施設 すきっぷの名倉様からは
職業準備性ピラミッドについての説明があり、
引き続き事例として就労継続支援B型作業所からすきっぷ、
そしてチャレンジ雇用で世田谷区役所 臨時職員、
その後に一般就労された方の事例が発表されました。

そして玉川福祉作業所の鈴木様からは
就労継続支援B型 玉川福祉作業所から
同施設内の就労移行支援施設に移り
一般就労された方の事例が発表されました。

職業準備性ピラミッドのお話は数回聞かせていただいておりますが、
何度聞いてもためになるお話しですし、
自身の子どもの成長と共に感じ方も変わって参りました。

特に印象に残ったのは、
大切なことは計算ができることや漢字が読み書きできるということ以前の
生活習慣や言葉遣い、挨拶であることをあらためて実感し、
親として子どもに対して焦らずに生活の基盤を整え
支援をしていかないといけないと痛感いたしました。

2つの就労事例を伺い
就労のタイミングは人それぞれであることもわかり、
焦りや心配でいっぱいだった心が少し軽くなりました。

来年度の開催も楽しみにしております。

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高等部企業見学

日清食品ビジネスサポートプラス株式会社

企  業  名 : 日清食品ビジネスサポートプラス株式会社
日       時 : 2022 年7月 11 日(月)
 参加人数 : 15 名 内容:2グループに分かれて仕事場の見学、会議室での説明、質疑応答。



概        要 :
2013 年に設立された日清食品グループの特例子会社です。
現在 36 名の障害者スタッ フのうち、知的障害の方(31 名)は、
“最初に仕事を覚えるのは時間がかかるけれども、
一 旦仕事が身につくと、とても真面目に働くので、
成長の度合いが高く、本社社員の刺激にも なっている”とのことです。
仕事内容は、大きく分けて、ビルメンテナンスとオフィスサポ ートの2種で、
皆さんがご自分のお仕事にやりがいを持って、
テキパキと働いていらっしゃ いました。
オフィス部門では、新商品のサンプル(写真)の組み立ても行っているそうです。



お洒落でハイセンスな社員食堂は、
会社の“株価”に連動してサービスやメニューが変化する そうで、
その名も『カブテリア』。遊び心があって楽しい試みですね。

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高等部施設見学会 駒沢生活実習所

6月23日と7月12日の2回に分けて
駒沢生活実習所の施設見学に行きまし た。

駒沢生活実習所は生活介護で現在38名の
利用者の方が在籍しておられます。
コロナ禍も施設を閉める事無く、職員の方が
様々な工夫をしながら過ごされていらっしゃいました。

施設内は大きく2部屋に分かれ
利用者さんの特性に合わせた活動をされています。
この時は大学生のボランティアの方が
紙芝居形式のお話をして、皆さん楽しそうに
過ごされていました。

 

 

利用者さんが作ったアマビエと
季節の花の紫陽花が二階の部屋と
食堂をつなぐ吹き抜けの廊下に
飾られていました。

 

 




給食は普通食と軟菜食で提供されていて
今は各部屋で食事をしているそうです。
施設や利用者さんの雰囲気や職員の方の思いを
感じ取れる良い機会となりました。

 

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教育部 中学校紹介レポート

7/14(木)に行われた中学校紹介には都立・私立の
特別支援学校中等部3校と区立中学校特別支援学級9校から
先生や保護者の方々をスピーカーとしてお迎えし、
会場とオンラインを併用して行いました。

学校への通学経路や生徒数、授業内容などの特色について
各校に事前にご協力いただきまとめた資料は、
学校選択の貴重な手がかりになります。

さらにスピーカーの方々からは資料の内容に加えて
実際に通学しているこどもの様子、放課後の過ごし方や
思春期をむかえたこどもとの関係においての対処法など
日常生活におけることや、授業の様子、コロナ状況下における
活動状況など具体的な学校生活の説明もあり、
中学校生活をよりイメージしやすいといった声もあがりました。

特別支援学校の先生からは地域との交流学習のお話をうかがったり、
副籍交流の実態について質問がでるとお答えいただけるなど、
普段から疑問に思っていることを直接質問できる良い機会となり、
さらに先生からは進学するにあたりこどもを
「何ができるか何ができないか」という視点のみで見るのではなく、
できることに注目し承認する視点で保護者のみなさんと一緒に
成長を見守っていくことを大事にしていきたいという
先生方のエールともとれるようなお考えを述べられていたことは
とても印象的で、心が温まるような気持ちになりました。

中学校紹介はホームページや資料から得られる情報だけでは
知りえないことも多く、進学を考えるうえで会員にとって
有意義なものであると実感しています。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」梅丘ボランティアビューローにて出前講座

6月30日、梅丘ボランティアビューローにて
「サポートを求めている子どもに寄り添うボランティア養成講座」の
第2回目の前半を担当し、「見え方」「聞こえ方」「手先の不器用さ」
「脳の情報処理」「わかりやすい言葉」など
知的障害児の特性についての疑似体験を行いました。



「興味がある箇所に視線が集中してしまう体験」では、
前回同様ペットボトルに代わり格子柄のビニールシートを
ツールとして使用しました。サッと消毒も簡単なスグレモノです。
今回も、みなさん興味深くワークに参加してくださり、
お話している際にアイコンタクトで反応してくださったりと
手応えを感じられました。

質疑応答の時間には「あまり具体的に思えない」
「障害のある人でも厳しい言葉掛けのほうが能力を発揮できる人もいる」
などのご意見もあり、キャラバンの表現方法をあらためて考える
良い刺激となりました。

質疑応答の時間に知的障害についての関心が高いことがわかり
有意義なキャラバンとなりました。

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常任理事会 報告

6月29日(水)、3年ぶりに対面での常任理事会を開催しました。

年度最初の常任理事会は、
その年度の親の会の執行に関わる役員(会長、副会長、書記、会計、発送)と
常任理事(地域担当、成人部・高等部・教育部の部長、副部長)が
1年の活動をスムーズに進めるための顔あわせで、
知り合うことが目的です。
今回は25名の役員、常任理事が参加しました。

会長挨拶、自己紹介に続き、
親の会事務所を使うにあたってのルールの説明、
活動のための預かり金の説明、
さらに9月に発行する親の会会報で取り上げたいテーマ案ついて
出席者全員が発言し意見交換をしました。

意見交換では、教育部と高等部からは、
それぞれの立場から今抱えている問題提起があり、
課題を全体で共有しました。
成人部の常任理事には、
各々が抱えている問題や悩み等を話してもらい、
それに対して、別の会員から同意やアドバイスもあり、
意見交換ができました。
子どもの年齢を超えたやり取りもでき、
会員同士の良い交流になりました。

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高等部 保護的就労(福祉喫茶)説明会報告

施設名:社会福祉法人 世田谷区社会福祉協議会
日時:2022年6月24日(金)
参加人数:19名
内容:世田谷区社会福祉協議会 会議室での説明、質疑応答
(終了後、希望者は会場から徒歩5分のところにある
福祉喫茶「桜ん房」に各自訪問)


保護的就労は、援助者のサポートを受けながら働くことで、
労働習慣や社会性を身に付け、能力にあった一般企業への就労を図る
ことを目的とした、世田谷区独自の取り組みで、
在籍期間は最長で5年です。

世田谷区社会福祉協議会が行っている福祉喫茶は、
現在区内に3店舗あり、開店準備から接客、閉店後の後片付けと、
仕事内容が幅広いことが特徴です。

年次スケジュールを年に1回立て、保護者も含めて目標を共有し、
利用者の得意なところ、伸ばせるところはどこなのかを考え、
支援しています。 

利用開始後、3年間で一般就労への意識付けを行い、
4年目以降はすきっぷと連携し、就職準備、
就職活動(活動が無い日は喫茶で勤務)の期間に入ります。

 

 

 

 

 

 


説明会の後は、有志で砧図書館の中にある喫茶「桜ん房」にお邪魔しました。
支援の方の的確なご指導のもと、利用者さんが安心して働くことができる
職場であると感じました。
ランチのドライカレーがとても美味しかったです。

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高等部企業見学

リゾートトラスト株式会社東京本社(東京事務支援センター)

企  業  名 :リゾートトラスト株式会東京本社(東京事務支援センター)
日  時 : 2022 年 6 月 15 日(水)
参加人数 :1 9名
内  容 : 会議室での説明、2グループに分かれて仕事場の見学、質疑応答。

概  要:
リゾートトラスト(創業 1973 年。会員権事業、ホテルレストラン事業、
メディカル 事業等を展開)の東京事務支援センターは、
2006 年 3 月に障害者 4 名でスタートし、
現在 73 名の障害者スタッフが勤務しています。
仕事の内容は 200 種類以上で、
本人の特性に合 わせた業務を分担して行っているそうです。
障害者雇用の現場を会社全体の中の大切な場所として位置付けている、
というお話の通り、随所に合理的配慮が行き届いており、
皆さん が生き生きと仕事に取り組んでいらっしゃいました。
学校や支援センター等で積み重ねた経験を生かしながら無理なく働ける、
理想的な職場であると感じました。

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世田谷区手をつなぐ親の会第66回定期総会報告

5月13日(金)、三茶しゃれなあどオリオンにて、
第66回定期総会が開催されました。

 

 

 

 

 

 


新型コロナウィルス感染拡大の影響下、書面開催となった2年間を経て、
3年ぶりの対面での通常開催となりました。

会員数1235名(2022年4月末)中、出席69名、委任状713通の提出を受け、
親の会規約第14条3項により総会が成立。
2021年度活動報告、監査報告、決算報告、
2022年度活動計画、予算、役員承認の
全ての議案について賛成多数にて承認を得、無事終了となりました。



コロナ禍はいまだ終息にいたらず、今年度は、来賓のご招待や、
これまで恒例となってきた自主生産品の販売会なども自粛せざるを得ず、
可能なかぎりシンプルなスタイルでの開催となりましたが、
出席者の皆さまの、久しぶりの再会を喜び合う笑顔が
印象的な会となりました。

総会に続き、社会福祉法人せたがや樫の木会理事長の
岩井雄一理事長を講師にお招きして、
定期総会記念講演会
『祝・せたがや樫の木会20周年~親の会と歩んだ軌跡、親の会と共に築く未来~』
が行われました。



岩井理事長は、かつて青鳥特別支援学校の校長先生を務められ、
長年教育者として特別支援教育の発展にご尽力され、
常に愛情をもって知的障害者の育ちや暮らしを見つめてこられた方です。

本講演では、親の会とともに歩んできた世田谷樫の木会の理事長として、
法人のこれまでの20年間の道のりや、これからの展望についてお話しをいただきました。

今後とも、既存の制度のみに縛られることなく、
ニーズに応じて先進的な取り組みの実績を作り、福祉の形を提案していくという、
世田谷樫の木会の確かな信念と気概が感じられる、素晴らしい講演でした。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」 玉川ボランティアビューローにて出前講座

3月3日、玉川ボランティアビューローにて開催されている
「サポートを求めている子どもに寄り添うボランティア養成講座」の中の
『〜知的障害児への理解を深める疑似体験〜
    セータとガーヤの気持ち伝え隊による出前講座』
と題された1コマに、5名のメンバーが参加して参りました。

感染防止に留意し万全の用意での講座でした。
参加者は12名。コロナ禍の中リアルで欠席者なしの参加だったようです。
若い方も多く熱心さが伝わってきて励まされました。
見え方の体験では前回のプチプチメガネをさらに改良した
「見え方シート」を採用しました。

終了後の質疑応答では、ファーストコンタクトはどうしたら良いか
と言う具体的な質問がありました。
私たちからは自然に、変に構えることなく
様子を見ながら興味のあること(電車など)を探って
接してほしいと答えると、理解して下さっていました。

聞いていないようでちゃんと聞いている子もいたりと、
知的障害の特徴をわかりやすく理解してくれたと思います。
これまで沢山の種を蒔いてきましたが、
少しずつ実を結んでいるのではないでしょうか、
手ごたえのある講座でした。

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