活動のブログ

教育部

教育部講演会「発達につまずきがある子どもの輝かせ方」

12月14日(土)、東京リハビリテーションセンター世田谷にて、
川上康則先生による講演会
「発達につまずきがある子どもの輝かせ方」
を開催し、約50名の参加がありました。

川上先生は、都立矢口特別支援学校の主任教諭で、
かつ公認心理士、臨床発達心理士、
特別支援教育士スーパーバイザーなど
多数の資格をお持ちです。

今回の講演会では、様々な場面においての
子どもの問題行動について、
その行動に至る子どもの心理や、
その際の対応の仕方などを
ワークを取り入れながら
具体例を上げて詳しくお話しくださり、
たいへん参考になりました。

うまくいかない子どもの気持ちになって、
最適な支援の仕方を考え、
子どもを深く理解しようとする気持ちが
大切だということを学びました。

毎日の積み重ねを大切に、
軸がブレない子育てを心がけたいと感じた
たいへん有意義な講演会でした。

 

 

 

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第39回区民ふれあいフェスタ ~障害のある人もない人もせたがやで共に生きる~

12月8日(日)、世田谷区民会館、世田谷区役所で
区民ふれあいフェスタが開催されました。

フェスタに先立ち
12月3日(火)より、区民会館ホワイエで
障害者週間記念作品展が開催され
心のこもった感性豊かな作品が展示されました。


当日は、世田谷区障害者記念区長表彰式から始まりました。
今年度は23名(自立生活者12名、自立努力者10名、
自立支援功労者1名)の方が表彰されました。
親の会が推薦した17名も胸を張って、堂々と
保坂区長からの表彰状を受け取っていました。


障害者団体・施設によるPRでは
安心ネットせたがや「セータとガーヤの気持ち伝え隊」が出演し
親の会の活動を紹介しました。


区役所中庭では
親の会成人部が、例年通り、中華まんとホットドリンクを
つながりラボが、倉田シェフによる「スペイン風ポトフ=コシード」を
販売しました。
冷気が漂う中、暖かい食べ物は喜ばれ、どちらも盛況でした。



来場いただきました皆さま、ご協力いただきました皆さま
ありがとうございました。

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「災害時の避難と支援を考える」~困りごとを地域に伝える~  北沢地域(地区会)レポート

北沢地域は、
北沢総合支所地域振興課
地域振興・防災担当 河野敏弘係長を講師にお迎えして
松原6丁目福祉施設にて開催しました。
参加人数は役員含めて16名。
 
 
想定される災害被害や北沢地域の特性を踏まえて
災害に備えて出来ること等をお話いただきました。
 
 
北沢地域は
木造住宅が密集し、古くより土地利用されているので、
あとからの土地計画が進まずに狭い道路が多い為、
火災危険度や災害活動困難度が高い
という地域特性があるとのことをまず伺いました。
 
 
 
次に、災害への日常の備えとして大切なことを
資料を参考にしながら確認しました。
・非常用物品の準備
・自分の家族に必要なものの用意
・緊急時の連絡先は携帯に頼らず記憶
・避難所と避難所までの経路確認
・消火器場所の確認
・区のメール配信サービスやtwitter、街つくりセンターの活用
・ハザードマップの確認
 
 
 
 
参加した会員の感想です。

慌てず自分の置かれた状況を冷静に判断し
 的確に行動することが大切

避難所を頼るのではなく
 自宅で過ごすことを想定した備えをしたい
自分たちのことを知ってもらうためにも
 普段より地域に溶け込んでいきたい
 
また、本人たちの
「通勤、通所途中での災害遭遇が一番心配」
と課題も上がりました。
 
防災について再認識できた有意義な時間でした。
教育部

教育部企業見学会「株式会社 パソナハートフル」レポート

11月29日(金)、株式会社パソナハートフル見学会を開催しました。
 
 

「才能に障害はない」をコンセプトに
積極的に障害者雇用に取り組まれ、現在、
オフィス業務・アート村・アート工房・ゆめファーム・パン工房と、
様々な分野で多くの障害者が生き生きと活躍されています。

副社長の白岩様のお話の中で、障害があるからこそ、
適性のある業務があり、弱みと考えられがちな障害上の配慮点も
見方を変えれば、障害ゆえの強み(=才能)である、
それを生かした業務をマッチングすればいい、
というお考えに目から鱗が落ちる思いでした。

 
高等部の実習などをご担当されている教育チームの清水様のお話も
伺った後、各部署を見学させていただきました。
実際に働く姿を拝見し、その素晴らしさに驚くことばかりでしたが、
将来について具体的に考え、目標や希望をもつ貴重な機会となりました。
 
 
帰りには、参加者が1階のショップでアート工房やパン工房の商品を
楽しそうに購入する姿も見られました。
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「災害時の避難と支援を考える」~困りごとを地域に伝える~  烏山地域(地区会)レポート

烏山地域は、
烏山総合支所地域振興課、地域振興・防災担当 野原圭係長を講師にお迎えして、
烏山区民センター会議室にて開催、
世田谷区の防災全般についての説明と、
台風19号の災害時に現場で対応したお話を伺いました。
参加人数は役員を含め16名。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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まずは、「世田谷区地域防災計画」で想定されている
地震と被害についての概要を伺いながら
「世田谷区防災マップ」で一時集合所、
広域避難場所、指定避難所を確認しました。

避難所はどれかが優先されるということではなく
家族で事前にどこへ避難するのかを
話し合って決めておくことが重要とのことでした。
 
そして、避難するかどうかについては、
自宅が安全に住むことが出来るなら
「在宅避難」という選択があり、
避難所の避難者カードに在宅避難している旨を
記入出来るとご説明いただきました。
 
 
 
 
福祉避難所の場所を確認した際には複数の質問があがり
中でも我が子が通っている作業所が福祉避難所ではないことで
災害時の行き先について心配する声が聞かれました。
 
また、防災情報の収集と方法については、
世田谷区のメールサービスやTwitterなど各種ある中で、
「事前に情報の取得方法を取捨選択しておくこと」が大切だと伺いました。
 
台風19号の災害時の様子については、
烏山避難場所には家にいても不安だという方が多く避難されたそうですが
避難者同士のコミュニケーションがとれたことで、
精神的に安心できたという感想があったそうです。
 

野原係長には、今後もこのような機会があれば協力しますと言っていただきました。

各自が事前に準備出来ることを確認し、
世田谷区の災害対策や地域の防災訓練について知った上で、
私たちが心配している様々な状況を行政にお伝えし、
今後検討していただくことを確認できた会となりました。

 
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「災害時の避難と支援を考える」~困りごとを地域に伝える~  世田谷地域(地区会)レポート

世田谷地域は
世田谷総合支所地域振興課、地域振興・防災担当 笹原達也係長をお招きして
開催しました。
参加人数は役員含め10名
 
「災害がおきたらどうなるか・・・
具体的に考えたことはありますか?」
 
笹原係長は、
上町地区身近なまちづくり推進協議会発行の広報誌を資料として
区内の避難所で準備されているものの現状、
それに対処するために必要なこと等を、
具体的にとてもわかりやすく説明くださいました。
そして何より大切なこととして、
「災害は起きる 
しかし、顔見知り、人との繋がりがあれば災害時に生き残れる。」
と、強調されました。
参加者からは、「今日から準備できるね」等の声が聞かれました。
 
 
 
後半はグループに2班に分かれて、困っていること、
聞いてみたいことをテーマにワークショップを行いました。
班ごとにあがった意見をまとめて発表し、
笹原係長にお伝えすることで意見交換ができました。
話題は外出先での避難、自宅での避難、避難所について
時間いっぱい終始和やかな雰囲気で話し合いました。
 
最後に笹原係長より、
「皆さんも今日からお知合いです。
充実していて時間が足りなかった。
またお会いしたいです。」というお言葉をいただきました。
 
 
災害時の備えは物だけではなく
人との繋がりもそうなのだと気づかされました。
また、こういった声を行政に知ってもらう機会を増やすことが
必要だと考えさせられました。
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協働事業プログラム  Setagayaアミーゴ2019年度全体交流会

11月23日(土)Setagayaアミーゴ今年度第2回交流会が、
協働事業のプログラムのひとつとして開催されました。

今回は、千歳台福祉園多目的ルームを会場に
つながりラボの運動教室でも当事者の方々に大人気の
日本体育大学・上田教授の研究室の皆さまのご協力をいただき、
身体を動かして誰もが楽しめるイベントになりました。


風船を音楽が止まるまで回す「風船爆弾」、
床に座ったまま、チームに分かれて風船を打ちあう「風船バレー」、
おやつタイムを挟んでのビンゴ大会と、
30名を超える参加者の皆さんは大いに盛り上がりました。

アミーゴの交流会実施に際しては、
アミーゴ運営委員が役割分担を自分たちで考え、
お菓子の買い出し、袋への小分けなども行い、準備を進めました。

当日は、施設の玄関で参加者の迎え入れ、
受付での参加費の徴収や名札付け、
会場への誘導など、サポートを受けながらも自分たちでこなしました。

また、今回の交流会の実施に際しては、
千歳台福祉園の伊藤施設長と職員の方々、
砧工房の木下施設長にもご協力を賜りました。
どうもありがとうございました。

教育部

教育部勉強会 「子どもたちの進路について」

11月21日(木)東京リハビリテーションセンター世田谷にて、
勉強会「子どもたちの進路について」を開催しました。
講師に稲田ひさ子先生をお迎えし、約60名の参加がありました。

はじめに三好副会長から、高等部卒業後に
どのような選択肢があるかをご説明いただきました。
進路一覧や、障害者のしおりを見ながらのお話は、
初めて聞く参加者にもわかりやすく、参考になりました。

稲田先生からは、進路の決め方、親としての心構えなどを、
詳しくお話しいただきました。
長年、進路指導をされてきた先生のお話は、
具体的でとてもわかりやすく、高等部から就労までの道のりを
頭に描くことができました。

また、障害の特性を活かして仕事に就かれた方々が、
ご家族や職場の方と共に工夫を重ねながら
日々仕事に励まれているお話には、勇気をいただけました。

就労に向け、小・中学生の今から家庭で取り組めること
についても教えていただき、さっそく実践してみようと思いました。
 
最後に阪田副会長からは、お子さんの幼少期から就労までのことを、
ご自身のご経験を織り交ぜながらお話しいただきました。
先輩お母様としての貴重なアドバイスをたくさんいただけました。
 
「良い職場、良い上司に出会えるチャンスは突然やってきます。
だから、子どもをよく見て、焦らずゆっくりね!」
という先生のあたたかい言葉が心に残りました。

多くの学びが得られた勉強会でした。
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「災害時の避難と支援を考える」~困りごとを地域に伝える~  玉川地域(地区会)レポート

 
今年度の地区会は地域の防災をテーマとし、玉川支所地域振興課、
地域振興・防災担当 内海ゆか係長をお招きして開催しました。
参加人数は役員含め20名。
 
 
 
内海係長に、地震と風水害では異なる玉川地域の避難所の場所や
いざという時の行動、非常持ち出し袋の内容など、
防災全般についてご説明いただくとともに、
参加した皆様の声を受け止めていただく機会となりました。
 
 
 
玉川地域は、南端に多摩川が流れ、
先だっての台風で、強風や浸水による被害も出たばかりであることから、
障害者を抱えて自宅にいられない状況になった場合の避難の実際、
特に福祉避難所の受け入れなどについては
質問が多くあがりました。

発災してまず開設されるのが指定避難所ですが、
福祉避難所はその後(少なくとも3日経過後)、指定避難所や、
自宅で過ごすのが困難となった人々が移動できるよう、
区の協定先福祉施設のうち支援の条件が整ったところに開設されます。
収容される人の把握、選定や、誘導の流れなどについて、
まだ具体的な決まりはなく、今後の整備が待たれるところです。

 
 
世田谷区では今後、先の台風被害で浮上した様々な課題について、
防災計画やマニュアル類の見直しが進められるとのことです。
 
 
この機会にあらためて、各家庭でも備えを点検し、
また、被災してしまった場合に障害者とその家族が
少しでも安心して過ごせるようにするにはどのようなことが必要かを、
行政に伝えていくことが大切だと実感しました。
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成人部バス見学会「こころみ学園」&「ココ・ファーム・ワイナリー」見学

10月25日(金)から一泊二日で、
栃木県足利市のこころみ学園(施設入所支援90名、生活介護105名、短期入所10名)と
こころみ学園のワイン醸造場ココ・ファーム・ワイナリーを訪れました(参加者20名)。

昭和33年、当時中学を卒業すると行き場を失っていた
知的障害のある子どもたちのために、
中学の特殊学級の教員だった川田昇氏が私財を投げ打ち山を購入し、
その生徒たちと共に作業にあたり、
2年がかりで勾配39度の急斜面3ヘクタールを開墾してぶどう畑を作りました。
ぶどう畑の一角のバラックで、一切の補助を受けず
学園の施設づくりは進められました。

昭和44年、30名収容の施設が竣工し「こころみ学園」が誕生。
ぶどうと椎茸の栽培を中心とした農作業が進められ、
昭和55年には、学園に賛同する保護者たちの出資により、
ココ・ファーム・ワイナリーが設立されました。

当日は朝からあいにくの雨模様でしたが、
到着後、ワイナリーのレストランにて美味しい昼食を頂き、
心身ともに満たされて元気に施設見学をさせていただけました。

 

ぶどうを加工する施設、
出来たワインを熟成させるワインセラーなどワイナリーの施設から、
こころみ学園の利用者の方々が生活なさるエリアまで、
職員の方の丁寧な説明とともに、
利用者の方々の姿も拝見しながらの充実した施設見学となりました。



こころみ学園では、80歳を超えた利用者の方々も
日々作業に従事し、健やかに暮らしていらっしゃいます。
ここで暮らす知的障害者たちが、
高齢になっても親しみと敬意にあふれた環境のなかで、
充実した生活を送っている姿を見せて頂き、
今後、高齢化が進み、知的障害者が「親亡き後」どう生きていくのか、
ひとつの理想的な姿を学ばせていただくことができました。

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