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研修委員会勉強会『住まい方の選択~シェアハウス~』

2023年11月8日(水)世田谷区児童相談所会議室にて、
研修委員会勉強会『住まい方の選択~シェアハウス~』を開催し、
教育部から成人部まで合わせて33名の参加がありました。

講師にNPO法人ぱれっと事務局長・南山達郎氏をお迎えし、
障害のある方の新しい住まい方のシェアハウス「いこっと」の
取り組みについてお話しいただきました。

ぱれっとは、40年前から“制度の枠にとらわれない選択肢づくり”に
取り組まれており、その中で2010年4月、障害のあるなしに関わらず、
入居者同士で見守り合い、支え合いながら、共に暮らしを作っていく
新しい住まい方の形として、シェアハウス「いこっと」を開設されました。

入所施設でもグループホームでもない、でも何かあった時に必要に応じて
相談できる、助け合える仲間がそばにいるという安心感が得られる場所。
現地に見学に伺いましたが、恵比寿駅から徒歩約8分という好立地にある
明るい3階建の一軒家で、個室が全8室あり、温かい雰囲気のリビング、
IHクッキングヒーターのキッチン、水回りはガス仕様の給湯や乾燥機という
充実した作りでした。
常駐の職員はいませんが、入居者同士が快適に暮らすために
必要なルールが設けられています。

個人でも見学が可能ですので、ご興味のある方はぜひ見学を
申し込まれてはと思います。

大切な子どもの住まいを考える際、親はまず、安心安全に暮らせる
福祉制度の枠内にあるものを考えるかと思いますが、
果たしてそれは本人が望むものなのでしょうか?
今一度考えてみることが大切、というお話が深く印象に残りました。

本人の望む生き方・暮らし方について、既存の枠組みの中だけではなく、
広い視野をもって本人と共に考えていきたいと思いました。