TOPICS

ブログ

高等部企業見学報告 NECフレンドリースタフ 田町事業所 NEW!

2023年9月12日(火)、NECフレンドリースタフ株式会社 田町事業所
の企業見学を実施いたしました。
参加人数:10名
内容:会議室での説明、仕事場の見学、質疑応答


概要:2003年に設立されたNECグループの特例子会社で、
全社員203名のうち160名が障害(知的の割合が多め)をお持ちの方です。
4つの事業所のうちの1つである田町事業所は、
NEC本社の中に入っています。

オフィスキーピング業務では、全員が同じレベルで
同じ作業ができるようなシステムを導入して、
共有フロアや会議室の清掃にて徹底した洗浄と
除菌作業を行っています。

ビジネスサポート業務では、社内メール・郵便物の仕分けと
担当者への連絡、契約書の作成、HP検索などで
NEC営業部門の支援を行っています。

手厚い指導体制と充実した職場環境の中で、
集中力を持って真剣にお仕事に取り組まれている
スタッフの皆様のお姿が印象的でした。

見学の合間に、東京湾からスカイツリーまで見渡せる
眺望も楽しませていただきました。

ブログ

第26回粕谷区民センター夏休み夕涼み会
「喫茶ぴあ」模擬店を出店しました!

8/26(土)15:30~ 粕谷区民センターにて
4年ぶりとなる夏休み夕涼み会が盛大に開催されました。

親の会が運営する喫茶ぴあ
通常の営業とあわせて模擬店を出店し
かき氷と、普段よりお店でもご用意している
作業所の自主生産品を販売しました。

 

 

 

 

 

 

 

 


親の会からは、4人がボランティアとして参加し、
かき氷のチケットと自主生産品の販売を担当しました。
ぴあのテントにも大勢の方が立ち寄りお買い上げくださりました。
お買い求めくださった皆様、ありがとうございました。
特にかき氷は予定以上に好調な売行きで、
購入できなかったお客様、申し訳ございませんでした。

地域の方々の盛り上がりや満喫されている様子を目の当たりにし
人と人がふれあい、つながることの大切さ、素晴らしさを、
そして、それらを創造するお祭りの魅力を改めて感じました。

関係者の皆様、ぴあのスタッフさん、ありがとうございました。

ブログ

2023年度 要請の会

8月8日 世田谷区役所ブライトホールにて
2023年度 要請の会が開催されました。

世田谷区より、障害施策推進課長
障害者地域生活課長、障害保健福祉課長をはじめ
13名の担当部の皆さまにご出席いただき
親の会からは43名の参加がありました。

今年度は…
 重度対応のグループホームの増設
 地域生活支援拠点の整備
 東京リハビリテーションセンター世田谷の地域移行への支援
 一人暮らしの支援
 福祉人材の確保
 その他の福祉サービス
  ・セルフプラン解消への取組み
  ・重度障害者の短期入所の受け入れ
  ・移動支援の拡充
 避難行動要支援者支援プランの推進
 共生社会の実現
 知的障害者が安心して受診できるの医療機関
 就労している知的障害者の支援

以上を要望としてお伝えし、区担当者から回答をいただきました。



障害当事者からは、
自己実現に向けて真剣に取り組む様子
周りに支えてもらいながら育った世田谷が、
さらに優しい手厚い福祉の街であってほしいという願い
将来の自立に向けて住まいに関する要望などが
区担当者に向けて語られました。
思いが伝わる立派な意見発表で、
会場から大きな拍手が送られました。

また会員代表からは、「障害者にやさしい街」をテーマに
グループホーム、親なき後の金銭管理、
安全な道路の整備、自主生産品の販売、
施設の運用など多岐にわたる意見が述べられました。

質疑応答では、会員から多くの質問、意見、要望が寄せられ
区担当者から一つ一つ丁寧に回答をいただきました。

親の思いや、当事者の気持ちを自らの言葉で直に伝えることで、
理解していただけることも多くあったのではと思います。
直接対話することの重要性を改めて感じた今年度の要請の会でした。

ブログ

高等部企業見学 富士通ハーモニー株式会社

7月18日(火)、富士通ハーモニー株式会社 川崎オフィス
を見学して参りました。参加人数は9名。
会議室で説明、質疑応答の後、
仕事場の見学をさせていただきました。





富士通ハーモニー株式会社は、2013年に設立された
富士通株式会社の特例子会社です。
事業所は本社を含め全国に22か所あり、
障害者雇用スタッフの全209名中166名(約8割)
が知的障害の方です。

仕事内容は、データ管理業務(資料電子化、印刷、データ入力など)、
オフィス環境業務(会議室清掃、消耗品補充、事務用品作成など)のほか、
健康診断のサポート業務、ノベルティ(革製品)の作成も行っています。

広々としたオフィスで、福利厚生も富士通の一般社員の方と同等とのこと。
大企業ならではの恵まれた環境の中で、皆さま生き生きと、
そして真摯にお仕事に取り組んでいらっしゃいました。

 

ブログ

高等部施設見学 世田谷福祉作業所(生活介護施設)

7月11日に世田谷区立世田谷福祉作業所
生活介護施設を見学させていただきました。
「しあわ世のもりあわせ」を屋号にされている施設内は
あらゆる配慮が随所に施され、新しい建物は隅々まで清潔で、
職員の皆様は利用者さんひとり一人に寄り添い、
温かくご支援されていました。

生活介護事業は開始されて4年とのことですが、
今まで積み重ねてこられたものが感じられました。
また、利用者さんが穏やかに笑顔で過ごされているご様子に触れ、
幸せな気持ちになりました。

生活介護の利用者さんが過ごされる部屋では、エアロバイクや
バランスボールなどを使った運動が行われていました。
お楽しみ活動としてクッキングやお出かけ、
アート活動では、版画などもされているそうです。

作業やモノづくり活動では紙すき用の紙ちぎりをされていました。
紙すきで作成された名刺やはがきにはインクジェット印刷ではなく
活版印刷が施され、オシャレで温かみのある仕上がりになっていました。



施設内はアートがいっぱいでした。玄関には利用者さんが
マスキングテープを貼って隣接する公園をイメージして
作成した傘が飾られています。
また施設内に飾られた同じ手法で作成した大きなちぎり絵や、
利用者さんが手描きした干支の絵などが目を楽しませてくれます。

カフェでは焼き菓子・チャイ・マグカップ・チキンカレーなどが
販売されています。
地元の皆さんが気軽に立ち寄り美味しいものを楽しむ
カフェスポットになっていました。
お土産に買った焼き菓子は素材にもこだわっているだけあって、
本格的なお味でとても美味しかったです。

ブログ

「セータとガーヤの気持ち伝え隊」給田小学校にて出前授業

今回は小学4年生150人へ向けての出前授業でした。
今年度の給田小学校4年生は、障害をテーマに取り上げた
総合学習で地域の給田福祉園と交流をしながら学習していて、
その学びの一コマを「セータとガーヤの気持ち伝え隊」へ
依頼していただきました。



久しぶりの学年全体への授業、みんな飽きずに聴いてくれるかと
いささか不安と緊張の当日。
前日までの酷暑から一転、少しほっとできる涼しい日になり、
体育館に4年生150人が集合。全員ちゃんと前を向いている!
そんな姿に感心するのは4年生に失礼かな?

私たちの方が子どもたちのまっすぐな視線に圧倒されながら、
ペットボトルのメガネや軍手を使った見え方や手先の作業のワーク、
ピカ語しか通じないコミニケーションのワークなどを通して、
「知的障害」の人たちの特性を体験してもらいました。



熱心にメモをとり、素直に一生懸命ワークに取り組んで、
ピカ語体験では大いに盛り上がる4年生と
楽しく授業をさせてもらいました。
友だちやお家の人とこの日の話をしてくれたら嬉しいな。

最後の質疑応答は何人も手を挙げてくれました!
次は給田福祉園の利用者さんとの作業体験が予定されているそうです。
地域ぐるみの繋がりで、障害者への理解が広がる事に
大いに期待したいですね。

ブログ

高等部施設見学 烏山福祉作業所(生活介護施設)

6月22日世田谷区立烏山福祉作業所
生活介護の見学に伺いました。
歴史ある B 型作業所に、今年度から併設された生活介護の施設です。



午前中は B型作業所の利用者さんと同じ作業内容を
生活介護のお部屋で行っていました。
利用者さんの様子を見ながら、プログラムを試行錯誤中のようです。

今年度は B 型作業所と同じ作業をするので、
額は時間に比例して少なくなりますが、工賃も出て
利用者さんのモチベーションになっていらっしゃるようでした。

生活介護の利用者さんが過ごす部屋の壁には
午後の活動で作成した七夕の飾りや絵画が飾られてありました。

その他お散歩をしたり、近くの貸農園で農業体験をしたり、
楽しい時間を過ごされていらっしゃいました。

今年4月にオープンした BB カフェの店内の様子です。
B 型作業所で製造した世田谷産の果物のジャムや米粉の焼き菓子、
フェアトレードされた有機栽培のコーヒー豆等が販売されています。

世田谷産果物の中にはご近所の庭先のフルーツで
個人宅では収穫しきれないものを採らせて頂いた物もあるようで、
御礼に草取りをされたり、お話をしたり
地域の方と深く交流しながら作られたジャムです。
世田谷土産にも登録されています。

カフェを開設したことにより、店舗を構えているという事で
芦花商店街の加盟店にもなっていて、
商店街の方にも理解して頂く
良いきっかけとなっているとおっしゃっていました。

その他にも BBB=ブラックバードバンド(メンバーは利用者さん全員)で
色々な所へ出向いて演奏をしたり、地 元の小学校4年生と一緒に演奏をして
交流を楽しみながら、地域の理解を深めていらっしゃいました。

一つの地域で色々な人が助け合って、より幸せに暮らすことを
とても自然に楽しんで取り組んでいらっしゃる印象でした。

お土産に買って帰った可愛い顔のクッキーは
身体にも心にも優しい味がしました。

 

 

 

ブログ

「セータとガーヤの気持ち伝え隊」出前講座 in 国士舘大学

6月8日、国士舘大学の勉強会
「地域でボランティアをやってみよう!」にて、
気持ち伝え隊による出前講座を行いました。



東京の梅雨入りとともにやってきた
ぐずついたお天気にかかわらず、
教室の席がいっぱいになる程の多くの学生さんたちに
参加して頂きました。



私たちの話に、学生さんたちは
頷きながら熱心に聴いてくれました。
見えにくさの擬似体験の場面では
私たちの持っている数字をキョロキョロと
頑張って探してくれたり、
手先の体験では、必死にシールを貼ろうと
悪戦苦闘されていました。

和やかで明るい雰囲気の中で学生の皆さんに
私たちの思いを伝えることができました。

これからの社会を担う若い方々が
こうして障害者への理解や関心を
深めようとしてくれている姿を見て
隊員一同とても頼もしく思いました。

ブログ

「セータとガーヤの気持ち伝え隊」玉川ボランティアビューローにて出前講座

5月18日、玉川ボランティアビューローにて開催されている
「サポートを求めている子どもに寄り添うボランティア養成講座」の中の
『〜知的障がい児への理解を深める疑似体験〜
セータとガーヤの気持ち伝え隊による出前講座』と
題された1コマに、8名のメンバーが参加しました。

参加者は18名。幅広い年齢層の方々が参加され、
ボランティア活動に対してとても熱心な様子が印象的でした。
「見え方」「聞こえ方」「手先の体験」などの障害の疑似体験の
ワークを行いながら、隊員のエピソードを交え、
より具体的にお話するよう努めました。

終了後の質疑応答では、ヘルプカードについて、
実際の支援の場においての対応、トラブルに遭遇しての対処法など
たくさんの質問が寄せられ、
状況に応じての対応が大切で、障害者本人のクールダウンの方法など、
隊員たちの実際の体験談もお話しながらお答えしました。
それぞれの質問にみんなで考えを出し合いながら話し合い
私たちにとっても大いに学びの場となりました。

「知的障害の特徴を具体的に理解できた」「臨場感があった」
「疑似体験のワークがとてもよかった」など好意的な感想が多く、
私たちの活動の励みとなりました。
今回の経験を活かし、今後もより伝わる出前講座を目指します。

 

ブログ

第67回 世田谷区手をつなぐ親の会定期総会 報告

5月12日(金)、三茶しゃれなあどオリオンにて、
第67回手をつなぐ親の会定期総会が開催されました。

当会の会員数は1176名(2023年4月末)であり、
出席者92名、委任状627通の提出を受け、
規約第14条3項により総会が成立しました。

2022年度活動報告、監査報告、決算報告、2023年度活動計画、
予算、役員承認まで全ての議案について、
賛成多数により承認され、無事に終了いたしました。

今年度は、4年ぶりに関係各事業所をお招きして
自主生産品販売会も併せて催されました。
参加者の方々はお買い物をしながら交流を楽しまれていました。

総会後は、東京リハビリテーションセンター世田谷
障害副統括施設長 兼 障害成人部門施設長、和田真吾氏による講演
「東京リハビリテーションセンター世田谷(障害者支援事業)
開設5年目を迎えて~地域移行に向けての実践と展望」
が行われました。参加者は89名でした。

5年前に世田谷区の拠点施設として誕生した東リハの、
特に知的障害者入所施設における現在の取り組みや課題、
今後の展望について、時間枠いっぱいにお話しいただきました。

課題については、例えば、特に自閉症の入所者に対する地域移行支援には
困難があるということなどが明かされました。
また、新しい取り組みとして、現在の通所先を継続しながら利用できる
入所体験ユニットの設置なども紹介してくださいました。

東リハは、設立以来、あまり情報共有の機会がなく
ベールに包まれているように感じられてきましたが、
和田施設長から直にお話を聴けたことで、
まずは東リハと当会の間に繋がりが生まれたことに、
深く意義を感じられたひとときでした。

1 2 3 17