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高等部保護者による作業体験 さわやかはーとあーす世田谷

2023年11月22日(水)に
用賀のさわやかはーとあーす世田谷へ作業体験に伺いました。
さわやかはーとあーす世田谷は
就労継続支援B型と就労移行支援を運営している多機能型事業所です。

施設の2階には、地域の方がたくさん訪れるカフェが併設されており、
お昼時には小さなお子様連れの方から施設利用者さんまで、
ランチや手作りのパンを楽しまれ、とても賑わっています。

施設の3階で施設の職員の方から丁寧に教えて頂きながら、
作業体験をいたしました。
2階のカフェでお客様に提供されるコーヒー豆の選別作業をさせて頂きました。
細かな傷も見逃せないため、思っていたよりも根気強さが必要でした。

また2階のカフェや近隣の学校などで販売される
パンの袋にシールを貼る作業も体験いたしました。
利用者さんからこつを教えてもらいながら
「とても上手です」というお声もかけてもらいました。
きっと、普段からこのような温かいやりとりをされているのではと思われ、
作業体験ならではの出来事でした。

3階の別の部屋では、B型を経て、
就労移行支援に移られた利用者さんが、
外部で販売されるパンの納品準備をされていました。
コミュニケーションを取りながら、
きびきびと動かれている姿に、
企業就労に必要なスキルをしっかりと身につけられていることが窺えました。

作業体験の後、施設長から施設の様子をじっくりお伺いし、
進路に関して不安なことなどもご相談させて頂き、
大変有意義な時間を過ごすことができました。

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第43回区民ふれあいフェスタ~障害のある人もない人もせたがやで共に生きる~
障害者週間記念作品展・自主生産品等販売会

2023年12月の障害者週間に行われた
第43回区民ふれあいフェスタの一環として、
障害者週間記念作品展、及び自主生産品等販売会が
保健医療福祉総合プラザ(うめとぴあ)1階
カフェスペースにて開催されました。

【障害者週間記念作品展 】 (11/21~12/3)

 

 

 

 

 

 

 

 

親の会からは8名の方が出品されました。
ダイナミックな筆の動きや端正さが魅力的な
3点の書道作品と、様々な画材を駆使した
色とりどりの5点の作品(水彩画、アクリル画、
ペン画、油性マジック・クレヨン)が、
絶妙なコントラストを奏でました。
どの作品も素晴らしく、真摯に作品に向き合う
作者の姿が見えるようでした。


【自主生産品等販売会】
(11/21~12/1)

 

 

 

 

 

 

 




昨年に引き続き3名の方が出品されました。

ビーズのブローチ、キーホルダー、コルク人形、
コースター、Tシャツ、エコバッグ、カレンダーなど
ご本人が心を込めて作られた作品の数々は、
可愛さ、繊細さ、力強さなどを併せ持つ逸品揃いで
心を惹きつけられました。

 

 

 

 

 

 

 




参加された方からは「興味を示す方がたくさんいらした」
「直接作品を見ていただき、リアルな反応をいただいた」
と嬉しい感想が寄せられました。

 

 

 

 

 

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成人部 バス施設見学
「岩岡農場 農業体験野外教室 ハナレ」訪問

2023年11月11日(土)から一泊二日で、長野県南佐久郡佐久穂町の
岩岡農場 農業体験野外教室ハナレ」を訪れました。(参加者10名)

「農業体験野外教室ハナレ」は世田谷で40年以上、
学習塾「寺子屋」を営む岩岡いづみさんが
2013年より長野県の八ヶ岳、佐久穂町で運営しています。
2011年の東日本大震災を機に共に「寺子屋」を運営していたご主人が
有機農業の道に進み、佐久穂町で「岩岡農場」を始業、
そこで「ハナレ」もスタートしました。

「ハナレ」には、親バナレ、子バナレ、自分バナレ…
人生のたくさんのハナレな体験をしてほしい、
成長してほしいという願いがこもっています。
「岩岡農場」での農業体験や大自然で過ごすことで、
日頃味わうことのできない感覚に触れることができ、
子どもたちや大人にとっても素敵な新空間の体験の場になっています。

★今回、親子で参加された方からのレポート

~バス施設見学(農業体験)に参加して~

都会を離れ大自然の中で過ごす良い機会だと思い 
親子で参加させていただきました。
出発時、灰色だった空は次第に青空となり、
さらに山が近づくと様々な色の紅葉が見られ 
その景色に息子から(わぁ…)と感動の声。















岩岡農場に到着し、支度を済ませて、いざ畑へ!
岩岡さんから注意事項を聞いた後 赤大根や下仁田ネギを収穫。
収穫物入りコンテナはかなり重くて「よいしょ!」と
あちこちから聞こえました。



次に何も収穫物が見あたらない畑へ。見えるのは赤いトラクター。
なんと参加者4名がトラクターを運転する体験をさせていただきました。
息子も体験し「最初は緊張したけど、途中から嬉しくなった」と。



 

 

 

 

 

 

 

農作業の後は、ご用意くださった野菜や果物を囲んでのお茶会。
岩岡さんから色々なお話をうかがうことができ
本当に学びの多いひと時でした。

名残惜しかったのですが岩岡農場の皆さんにバスから手を振り
一路かすがの森へ。宿では美味しいお食事、気持ちのいい温泉で
農作業後の体を癒しました。

翌日は、佐久の野菜を手に手に世田谷へ戻りました。
これは帰ってきてから息子に聞いたことですが、
帰路の途中、佐久市内の畑にいた人が私達のバスに向かって
手を振っていたとのこと。
息子は(また来てね)という感じだったから
(また来るよ)という気持ちで手を振り返したとか。
私と息子にとって全てが本当に素晴らしい2日間でした。

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研修委員会勉強会『住まい方の選択~シェアハウス~』

2023年11月8日(水)世田谷区児童相談所会議室にて、
研修委員会勉強会『住まい方の選択~シェアハウス~』を開催し、
教育部から成人部まで合わせて33名の参加がありました。

講師にNPO法人ぱれっと事務局長・南山達郎氏をお迎えし、
障害のある方の新しい住まい方のシェアハウス「いこっと」の
取り組みについてお話しいただきました。

ぱれっとは、40年前から“制度の枠にとらわれない選択肢づくり”に
取り組まれており、その中で2010年4月、障害のあるなしに関わらず、
入居者同士で見守り合い、支え合いながら、共に暮らしを作っていく
新しい住まい方の形として、シェアハウス「いこっと」を開設されました。

入所施設でもグループホームでもない、でも何かあった時に必要に応じて
相談できる、助け合える仲間がそばにいるという安心感が得られる場所。
現地に見学に伺いましたが、恵比寿駅から徒歩約8分という好立地にある
明るい3階建の一軒家で、個室が全8室あり、温かい雰囲気のリビング、
IHクッキングヒーターのキッチン、水回りはガス仕様の給湯や乾燥機という
充実した作りでした。
常駐の職員はいませんが、入居者同士が快適に暮らすために
必要なルールが設けられています。

個人でも見学が可能ですので、ご興味のある方はぜひ見学を
申し込まれてはと思います。

大切な子どもの住まいを考える際、親はまず、安心安全に暮らせる
福祉制度の枠内にあるものを考えるかと思いますが、
果たしてそれは本人が望むものなのでしょうか?
今一度考えてみることが大切、というお話が深く印象に残りました。

本人の望む生き方・暮らし方について、既存の枠組みの中だけではなく、
広い視野をもって本人と共に考えていきたいと思いました。

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高等部 障害年金学習会『教えて!障害年金』

2023年10月12日(木)世田谷区児童相談所会議室にて、
障害年金学習会『教えて!障害年金』を開催いたしました。

会場のみの開催でしたが44名の参加があり、
教育部・高等部約半数ずつの参加で、皆さんの関心の高さが伺えました。



はじめに、全国手をつなぐ育成会連合会権利擁護センター
年金チーム作成のDVDを視聴し、障害基礎年金の基本について学びました。
DVDは学齢期の子どもをもつ保護者に向けて作られたもので、
渡部会長も出演されており、初めて学ぶ方たちにとって
たいへんわかりやすい内容でした。
皆さん熱心にメモをとりながら視聴されていました。

次に、実際に申請手続きを経験されたお二人の先輩方にお話を伺いました。
医師を見つけられた経緯や、手続きを始められた時期についてなど
詳しくお話しいただき、たいへん参考になりました。

座談会では、お子さんが生活介護・B型作業所・企業に
通われている3名の先輩方にお越しいただき、3グループに分かれて、
それぞれの申請時のポイントなどをアドバイスいただきました。
皆さんからたくさんの質問が上がり、時間が足りないほどでした。
会の後で、「障害年金について初めて理解できた」「手続きの流れがわかった」
「先輩方と直接話せて良かった」などの感想をいただきました。
また、この日はおふたりの方が入会してくださり、
親の会の良いところを感じていただけたようで嬉しく思いました。

ご参加いただいた皆さま、先輩方、ありがとうございました

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教育部 高等部紹介を開催しました

2023年9月27日、世田谷区児童相談所会議室にて
お子様の進学を考える保護者を対象とした高等部紹介を
会場とZoomのハイブリッドで開催。
会場20名、Zoom15名、後日配信(会員限定オンデマンド)25名、
計60 名の方に参加いただきました。

高等部に協力いただき、都立学校は青鳥特別支援学校
田園調布特別支援学校永福学園
私立学校は東京文理学院旭出学園の保護者の方がお話くださり、
都立南大沢学園からは資料提供いただきました。

当日の様子を動画撮影しました。
どうぞご視聴ください。

 

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高等部 就労事例勉強会

2023年9月29日 世田谷区児童相談所 団体活動支援スペースにて
就労事例勉強会を行いました。
会場とオンラインで約50名の方にご参加いただきました。


まず、世田谷区障害者地域生活課 就労支援担当係長
碓井様から「一般就労までの様々なルート」について
お話しをしていただきました。
続いて、すきっぷ就労相談室 室長 牧嶋様から
「職業準備性ピラミッド」についてと
就労後課題が出てきた時にどのような支援を受けながら
安定的に働けるようになるかを「すきっぷ就労相談室」
の具体的な事例でご説明いただきました。
また、さわやかはーとあーす世田谷 施設長 高橋様からは
「さわやかはーとあーす世田谷」で、実際、どのような作業や
訓練をされているのかをご説明いただき、
施設から就労移行を経て一般就労に至った事例や、
就労継続支援B型から就労移行を経て一般就労へと
至った事例などについてお話をしていただきました。

卒業後の進路選択において、つい目の前のことに捉われがちですが
「5年後・10年後という長いスパンを見越して、安定的に働き続ける
ことができるような選択をすることが大切である」
というお話が印象的でした。

また、本人の成長や気持ちに合わせて、その都度、適した働き方を
見直していったお話を伺い、子供の様子をじっくり見極めながら
進路を選択していくことも大切であると知りました。

会員外の皆様、教育部から成人部までの会員の皆様と、
幅広くご参加いただき、就労の現状を知れるとてもよい機会となりました。

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高等部企業見学報告 NECフレンドリースタフ 田町事業所

2023年9月12日(火)、NECフレンドリースタフ株式会社 田町事業所
の企業見学を実施いたしました。
参加人数:10名
内容:会議室での説明、仕事場の見学、質疑応答


概要:2003年に設立されたNECグループの特例子会社で、
全社員203名のうち160名が障害(知的の割合が多め)をお持ちの方です。
4つの事業所のうちの1つである田町事業所は、
NEC本社の中に入っています。

オフィスキーピング業務では、全員が同じレベルで
同じ作業ができるようなシステムを導入して、
共有フロアや会議室の清掃にて徹底した洗浄と
除菌作業を行っています。

ビジネスサポート業務では、社内メール・郵便物の仕分けと
担当者への連絡、契約書の作成、HP検索などで
NEC営業部門の支援を行っています。

手厚い指導体制と充実した職場環境の中で、
集中力を持って真剣にお仕事に取り組まれている
スタッフの皆様のお姿が印象的でした。

見学の合間に、東京湾からスカイツリーまで見渡せる
眺望も楽しませていただきました。

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第26回粕谷区民センター夏休み夕涼み会
「喫茶ぴあ」模擬店を出店しました!

8/26(土)15:30~ 粕谷区民センターにて
4年ぶりとなる夏休み夕涼み会が盛大に開催されました。

親の会が運営する喫茶ぴあ
通常の営業とあわせて模擬店を出店し
かき氷と、普段よりお店でもご用意している
作業所の自主生産品を販売しました。

 

 

 

 

 

 

 

 


親の会からは、4人がボランティアとして参加し、
かき氷のチケットと自主生産品の販売を担当しました。
ぴあのテントにも大勢の方が立ち寄りお買い上げくださりました。
お買い求めくださった皆様、ありがとうございました。
特にかき氷は予定以上に好調な売行きで、
購入できなかったお客様、申し訳ございませんでした。

地域の方々の盛り上がりや満喫されている様子を目の当たりにし
人と人がふれあい、つながることの大切さ、素晴らしさを、
そして、それらを創造するお祭りの魅力を改めて感じました。

関係者の皆様、ぴあのスタッフさん、ありがとうございました。

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2023年度 要請の会

8月8日 世田谷区役所ブライトホールにて
2023年度 要請の会が開催されました。

世田谷区より、障害施策推進課長
障害者地域生活課長、障害保健福祉課長をはじめ
13名の担当部の皆さまにご出席いただき
親の会からは43名の参加がありました。

今年度は…
 重度対応のグループホームの増設
 地域生活支援拠点の整備
 東京リハビリテーションセンター世田谷の地域移行への支援
 一人暮らしの支援
 福祉人材の確保
 その他の福祉サービス
  ・セルフプラン解消への取組み
  ・重度障害者の短期入所の受け入れ
  ・移動支援の拡充
 避難行動要支援者支援プランの推進
 共生社会の実現
 知的障害者が安心して受診できるの医療機関
 就労している知的障害者の支援

以上を要望としてお伝えし、区担当者から回答をいただきました。



障害当事者からは、
自己実現に向けて真剣に取り組む様子
周りに支えてもらいながら育った世田谷が、
さらに優しい手厚い福祉の街であってほしいという願い
将来の自立に向けて住まいに関する要望などが
区担当者に向けて語られました。
思いが伝わる立派な意見発表で、
会場から大きな拍手が送られました。

また会員代表からは、「障害者にやさしい街」をテーマに
グループホーム、親なき後の金銭管理、
安全な道路の整備、自主生産品の販売、
施設の運用など多岐にわたる意見が述べられました。

質疑応答では、会員から多くの質問、意見、要望が寄せられ
区担当者から一つ一つ丁寧に回答をいただきました。

親の思いや、当事者の気持ちを自らの言葉で直に伝えることで、
理解していただけることも多くあったのではと思います。
直接対話することの重要性を改めて感じた今年度の要請の会でした。

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