12月6日の砧地域会を皮切りに烏山、玉川、世田谷、北沢の各地域で
2021年度 地域会が開催されました。
今年度の地域会のテーマは、「地域の相談窓口‘’ぽーと‘’を知ろう!」
各地域の地域障害者相談支援センター「ぽーと」の方をお招きし、
「ぽーと」の活動について、「ぽーと」ではどんな相談ができるのかなど
事例を交えながらお話していただきました。
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「ぽーと」のリーフレット
←クリックしてご覧ください
北沢地域会レポート
北沢地域会は、12月21日、世田谷区立
保健医療福祉総合プラザ実習室にて開催されました。
講師には地域障害者相談支援センター「ぽーときたざわ」の
杉山真生子様、坂本美夕貴様、吉村亜希子様、望月学様の
4名をお迎えし、総勢14名が参加しました。
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・ぽーときたざわの紹介
<地域生活支援センターMOTA /運営法人:(社福)めぐはうす>
ぽーときたざわは精神障害に対応した
地域包括ケアシステムですが、年齢や障害種別を問わず
各支援制度や障害福祉サービスに該当しない方や
該当しても隙間がある場合の切れ目のない支援をしており、
利用契約なしで無料で支援を受けることができるので、
気軽に相談出来るのが強みです。
専門職員が専門を越えて幅広い障害に対応してくれます。
電話での相談が70%を占めており、利用者が適切なサービス、
施策を利用出来るよう関係機関との協力連携を行っています。
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質疑応答の時間では、
参加者からちょっとした質問から切実な質問まで
数々の質問が寄せられました。
グループホーム情報の提供や精神障害特化の中での
知的障害への理解を求む声も上がりました。
皆さん日々先行きの不安と向き合いながら
生活しているのだと実感しました。
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ぽーとには日々家族や支援者、または当事者から、
親なきあとの相談や仕事探しの相談等
数多くの相談が寄せられてます。
内容に依っては保健福祉課に繫ぐなどの連携プレーを
行っているので、窮地に立つことのないうちに、
気軽に相談してほしいとのお話でした。
福祉から抜け落ちる人がないよう皆の幸せを願って、
誰にでも立ち寄れるみなと=ぽーとが存在するのだと
認識を新たにしました。
世田谷地域会レポート
12月15日(水) 世田谷地域会が総合福祉センター
後利用施設 会議室ABにて開催されました。
地域障害者相談支援センター'ぽーとせたがや'の
主任相談支援専門員 山内聡様、職員の小山様を
お招きして、親の会からは24名が参加しました。
「運営法人は(社福)世田谷ボランティア協会」
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親の会参加者の自己紹介のあと、山内様より
'ぽーとせたがや'の概要から活動の状況について
お話しいただき、小山様からは実際の相談事例を元に
お話しいただきました。その後 会員からの質問に
お答えいただきました。
'ぽーと'とは港という意味の通り、みなさまに
困りごとがあったときに立ち寄れる港であるようにと
名付けられたそうです。
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'ぽーと'の相談の流れ
←クリックしてご覧ください。
山内様のお話は、障害者やその家族が困りごとに
直面した際、丁寧な聞き取りにはじまり、
必要な手立てを関係各所と連携をとりながら
解決に向けて相談に応じてくださる、
とても頼もしい窓口、港であると感じました。
小山様は実例を元にわかりやすく説明くださり
とても参考になりました。
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会員の質問は相談支援機関の選び方や、将来、親亡き後の
住まいの問題などに関心が集まりました。
子供とともに親も年齢を重ねて行きます。
加齢にともなう不安は誰もが抱えていることと思います。
そんな私たち世田谷地域に暮らす障害者と家族にとって
'ぽーとせたがや'は本当にありがたく頼れる存在です。
玉川地域会レポート
玉川地域会は12月14日、玉川区民会館第5集会室で開催。
講師には、ぽーとたまがわの平福恵津子様をお迎えし、
会員24名が参加しました。
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![](/assets/uploads/porttamagawa-leaflet-1-300x212.jpg)
←クリックしてリーフレットを
ご覧ください。
ぽーとたまがわの委託先はNPO法人つどい。
もともと肢体不自由児父母の会が立ち上げた法人であるだけに、
身体障害の相談が多いという特徴があるそうです。
地域包括ケアの三者連携会議(あんすこ、まちづくりセンター、社協)
をはじめ、玉川地域に存在する多様なネットワークに参加しながら、
障害に関わる地域の社会資源の情報収集・発信をし、
相談者への支援にもつなげています。
相談件数は、ここ3年で倍以上に増え、
平均して月8~900件にも上ります。うちおよそ半数が、
行政、福祉、医療など、連携先の関係機関からの相談で
占められていることも、ぽーとたまがわの特色だそうです。
ぽーとたまがわと、サービス等利用計画を作る
指定特定相談支援事業所の関係については、
年3、4回地域の相談支援事業所を集めた会議を開いたり、
個別のケース支援では地域を超えて連携を図るなど、
様々な形でバックアップを行っているとのことです。
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質疑応答の時間では、参加者からたくさんの意見や質問があがりました。
ぽーとには膨大な数の相談が寄せられ、限られた人員で
日々対応に追われる状況が想像できます。
それでも、計画相談や保健福祉課の窓口では拾いきれない
不安や悩みが生じたときには、どうか臆せずぽーとに連絡し
相談して頂きたい、との平福様の真摯なお言葉に、
このような機関が身近な地域に存在していることの頼もしさ、
ありがたさを改めて感じることができました。
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絆創膏を貼ったハートの「ここみん」が
ぽーとたまがわのイメージキャラクターです。
烏山地域会レポート
烏山地域会は12月13日、烏山区民センター会議室にて
ぽーとからすやま センター長 宮内宏子様と相談支援専門員
守屋歩美様を講師に迎え、参加者16名で行われました。
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ぽーとからすやまは2019年世田谷区より委託を受け
社会福祉法人武蔵野会が運営している地域障害者相談支援事業です。
拠点は京王線芦花公園駅から徒歩2分の一軒家です。
「ふくしとこころの相談支援センター」として障害の有無に関係なく、
敷居を低く間口を広くをモットーによろず相談をさまざま専門スタッフが
常駐して行っています。
事業内容は基本相談の他に、烏山地域だけの特色として
・65才問題を扱う烏山地区エリア自立支援協議会事務局
・引きこもり問題を扱う8050ぽーと定例会議事務局
・一軒家ならではのフリースペース(3部屋を確保し居場所提供)
・つながるプロジェクト(映画会、園芸、散策などのイベント開催)
・ピアサポーター活動支援
・当事者の方登壇しての心のバリアフリー研修
を行っています。
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現在は月700件程の様々な相談を受けていて、
関係機関に繋ぐだけでなく、個別相談や親なき後の相談、
当事者間の交流、社会参加目的の企画提供、
障害の有無にかかわらず地域交流の場や居場所としての
機能を目指しているとのお話をパワーポイントを使って
説明を頂きました。
質疑応答では
Q:ぽーとと相談支援センターの違いは?
A:ぽーとは、どなたでも利用でき、相談支援センターと併用利用できる。
相談支援センターは障害福祉サービスになるので契約が必要。
申請から利用まで数ヶ月かかるので、その間をぽーと利用でうめる事も出来る。
Q:フリースペースの利用方法は?
A:現在は予約必要。1部屋定員2名、マスク着用。絵を描く、スマホやパソコン利用、
CDを聴く、ゲームをする、ドリルをする、ただ寝転ぶなど好きな事をして過ごせる。
映画会もしていて6名定員で予約先着順との事。
Q:相談員は担当制なのか?
A:ずっと同じ人という事はなく、基本スタッフ全員がチームとして関わっている。
支援者とのマッチングはしているので、担当者を決めている人もいる。
その他にも質問がありましたが、最後にセンター長から「ぽーとは使い勝手の良い所と
思っていただければ良いです」とのお言葉を頂き、とても心強く有意義な会となりました。
砧地域会レポート
今年度最初の地域会は、12月6日、総合福祉センター後利用施設
会議室ABで相談支援センターあい・ぽーときぬた統合施設長
中川邦仁丈様と、相談員の森山久美様を講師に迎え、参加者15名で
行われました。
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ぽーときぬたは、世田谷区より「せたがや樫の木会」が委託された
地域障害者相談支援事業で、年齢・病気・障害の有無や
障害種別関係なく「どこに相談してよいのかわからない」
「いったいどんなサービスが受けられるのかわからない」などの
基本相談を行う「よろず相談窓口」である事や、
医療的ケア、高齢者世帯の課題、精神、軽度障害児の相談など
基本相談を受け、その人に必要な計画相談につなげていく
お手伝いを行っている事などをご説明いただきました。
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質疑応答では、
質問:「アポなしでも大丈夫か?」
回答:「相談員と相談室の調整のためにも、できるだけ
アポイントを 取ってからお願いします」
質問:「世田谷区5か所のポートは対応が一緒なのか?」
回答:「基本相談の窓口であることは同じで、ぽーときぬたは
樫の木会が委託を受けているので 樫の木会さんは
知的障害が 得意というように、委託事業所の得意分野が
違うので対応の 違いが出てしまうことがあるが、
やることは同じです。」
質問:「相談内容は外部にもれないのか?」
回答:「ぽーときぬたが持つ情報は区のものなので、区から要請が
あれば提出することになっており、 その前には必ずご本人に
意思確認いたします」
その他にも質問が出て時間が足りないほど有意義なものとなりました。