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高等部企業見学 富士通ハーモニー株式会社

7月18日(火)、富士通ハーモニー株式会社 川崎オフィス
を見学して参りました。参加人数は9名。
会議室で説明、質疑応答の後、
仕事場の見学をさせていただきました。





富士通ハーモニー株式会社は、2013年に設立された
富士通株式会社の特例子会社です。
事業所は本社を含め全国に22か所あり、
障害者雇用スタッフの全209名中166名(約8割)
が知的障害の方です。

仕事内容は、データ管理業務(資料電子化、印刷、データ入力など)、
オフィス環境業務(会議室清掃、消耗品補充、事務用品作成など)のほか、
健康診断のサポート業務、ノベルティ(革製品)の作成も行っています。

広々としたオフィスで、福利厚生も富士通の一般社員の方と同等とのこと。
大企業ならではの恵まれた環境の中で、皆さま生き生きと、
そして真摯にお仕事に取り組んでいらっしゃいました。

 

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高等部施設見学 世田谷福祉作業所(生活介護施設)

7月11日に世田谷区立世田谷福祉作業所
生活介護施設を見学させていただきました。
「しあわ世のもりあわせ」を屋号にされている施設内は
あらゆる配慮が随所に施され、新しい建物は隅々まで清潔で、
職員の皆様は利用者さんひとり一人に寄り添い、
温かくご支援されていました。

生活介護事業は開始されて4年とのことですが、
今まで積み重ねてこられたものが感じられました。
また、利用者さんが穏やかに笑顔で過ごされているご様子に触れ、
幸せな気持ちになりました。

生活介護の利用者さんが過ごされる部屋では、エアロバイクや
バランスボールなどを使った運動が行われていました。
お楽しみ活動としてクッキングやお出かけ、
アート活動では、版画などもされているそうです。

作業やモノづくり活動では紙すき用の紙ちぎりをされていました。
紙すきで作成された名刺やはがきにはインクジェット印刷ではなく
活版印刷が施され、オシャレで温かみのある仕上がりになっていました。



施設内はアートがいっぱいでした。玄関には利用者さんが
マスキングテープを貼って隣接する公園をイメージして
作成した傘が飾られています。
また施設内に飾られた同じ手法で作成した大きなちぎり絵や、
利用者さんが手描きした干支の絵などが目を楽しませてくれます。

カフェでは焼き菓子・チャイ・マグカップ・チキンカレーなどが
販売されています。
地元の皆さんが気軽に立ち寄り美味しいものを楽しむ
カフェスポットになっていました。
お土産に買った焼き菓子は素材にもこだわっているだけあって、
本格的なお味でとても美味しかったです。

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教育部 中学校紹介を開催しました

2023年7月13日、世田谷区児童相談所会議室にて
お子様の進路を考える保護者を対象とする中学校紹介を
会場とZoomのハイブリッドにて開催しました。
参加者は会場12名、Zoom17名、後日配信(会員限定オンデマンド)31名、計60名。



都立久我山青光学園及び、区立中学校特別支援学級6クラス、7校の紹介と、
「支援学級から通常学級に転級された方の経験談」の紹介がありました。

学校紹介をされた会員からのレポート

娘は現在中学2年生、紹介をする側となり参加しました。
娘が小学生の頃、親の会の中学校紹介を聞き、
参考にした時のことを思い出しながら、資料作りをしました。
あの当時は自分の子どもが中学生になる姿があまり想像できないまま参加。
身支度は自立していると良い(紐靴やズボンのベルトの着脱など)、
通常の部活への参加は、先生は特に付いてくれないため、
指示を理解し1人で行動することができれば参加できる、などを聞き、
やはり小学生の時とは違い、社会に向け少しずつステップアップするのが中学校だな、
と思ったことを思い出しました。
当日はたくさんの方がZoomで視聴していました。
たまたま中学理事の方のご都合がつかず、
現高等部のOBの方が代理でスピーチする学校もありました。
このように各学校の代表としてお話しする方々も、
自分たちの学校の良いところ、特色が伝わるよう、
少しでも手助けになるようにと、この場に参加しているのだと思います。
小学校と中学校、またその先も、縦の繋がりがあることで、
情報交換したり、気持ちを共有したりできるのが
親の会の素晴らしいところだと
改めて感じることもできた中学校紹介となりました。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」給田小学校にて出前授業

今回は小学4年生150人へ向けての出前授業でした。
今年度の給田小学校4年生は、障害をテーマに取り上げた
総合学習で地域の給田福祉園と交流をしながら学習していて、
その学びの一コマを「セータとガーヤの気持ち伝え隊」へ
依頼していただきました。



久しぶりの学年全体への授業、みんな飽きずに聴いてくれるかと
いささか不安と緊張の当日。
前日までの酷暑から一転、少しほっとできる涼しい日になり、
体育館に4年生150人が集合。全員ちゃんと前を向いている!
そんな姿に感心するのは4年生に失礼かな?

私たちの方が子どもたちのまっすぐな視線に圧倒されながら、
ペットボトルのメガネや軍手を使った見え方や手先の作業のワーク、
ピカ語しか通じないコミニケーションのワークなどを通して、
「知的障害」の人たちの特性を体験してもらいました。



熱心にメモをとり、素直に一生懸命ワークに取り組んで、
ピカ語体験では大いに盛り上がる4年生と
楽しく授業をさせてもらいました。
友だちやお家の人とこの日の話をしてくれたら嬉しいな。

最後の質疑応答は何人も手を挙げてくれました!
次は給田福祉園の利用者さんとの作業体験が予定されているそうです。
地域ぐるみの繋がりで、障害者への理解が広がる事に
大いに期待したいですね。

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高等部施設見学 烏山福祉作業所(生活介護施設)

6月22日世田谷区立烏山福祉作業所
生活介護の見学に伺いました。
歴史ある B 型作業所に、今年度から併設された生活介護の施設です。



午前中は B型作業所の利用者さんと同じ作業内容を
生活介護のお部屋で行っていました。
利用者さんの様子を見ながら、プログラムを試行錯誤中のようです。

今年度は B 型作業所と同じ作業をするので、
額は時間に比例して少なくなりますが、工賃も出て
利用者さんのモチベーションになっていらっしゃるようでした。

生活介護の利用者さんが過ごす部屋の壁には
午後の活動で作成した七夕の飾りや絵画が飾られてありました。

その他お散歩をしたり、近くの貸農園で農業体験をしたり、
楽しい時間を過ごされていらっしゃいました。

今年4月にオープンした BB カフェの店内の様子です。
B 型作業所で製造した世田谷産の果物のジャムや米粉の焼き菓子、
フェアトレードされた有機栽培のコーヒー豆等が販売されています。

世田谷産果物の中にはご近所の庭先のフルーツで
個人宅では収穫しきれないものを採らせて頂いた物もあるようで、
御礼に草取りをされたり、お話をしたり
地域の方と深く交流しながら作られたジャムです。
世田谷土産にも登録されています。

カフェを開設したことにより、店舗を構えているという事で
芦花商店街の加盟店にもなっていて、
商店街の方にも理解して頂く
良いきっかけとなっているとおっしゃっていました。

その他にも BBB=ブラックバードバンド(メンバーは利用者さん全員)で
色々な所へ出向いて演奏をしたり、地 元の小学校4年生と一緒に演奏をして
交流を楽しみながら、地域の理解を深めていらっしゃいました。

一つの地域で色々な人が助け合って、より幸せに暮らすことを
とても自然に楽しんで取り組んでいらっしゃる印象でした。

お土産に買って帰った可愛い顔のクッキーは
身体にも心にも優しい味がしました。

 

 

 

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」出前講座 in 国士舘大学

6月8日、国士舘大学の勉強会
「地域でボランティアをやってみよう!」にて、
気持ち伝え隊による出前講座を行いました。



東京の梅雨入りとともにやってきた
ぐずついたお天気にかかわらず、
教室の席がいっぱいになる程の多くの学生さんたちに
参加して頂きました。



私たちの話に、学生さんたちは
頷きながら熱心に聴いてくれました。
見えにくさの擬似体験の場面では
私たちの持っている数字をキョロキョロと
頑張って探してくれたり、
手先の体験では、必死にシールを貼ろうと
悪戦苦闘されていました。

和やかで明るい雰囲気の中で学生の皆さんに
私たちの思いを伝えることができました。

これからの社会を担う若い方々が
こうして障害者への理解や関心を
深めようとしてくれている姿を見て
隊員一同とても頼もしく思いました。

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教育部 会員茶話会を開催しました

2023 年5月31日、世田谷区児童相談所団体活動支援スペース会議室にて
40名とたくさんの方に参加いただき、
「~最近気になっている色々なこと~」をテーマに、
会員茶話会が開催されました。

★今回参加された会員からのレポート

私は親の会のイベントに参加するのが初めてで
とても緊張していたのですが、いざ会が始まると、
進路のことや通学のこと、性教育のこと、
放課後の習い事や地域との繋がり方、普通級との関わり方…などなど、
本当に最近気になっていたことばかりで、とても有意義な情報交換ができ、
緊張などすぐにどこかに吹き飛んでしまいました。
『こんなこと、あるよねっ。』といった子育て話にクスリと笑えたり、
同じ悩みに共感できたり。
気が付けば、あっという間に時間が来てしまいました。
そしてそれは、とても貴重な時間でした。
そのような場を作り上げてくださった参加者の皆様、
本当にありがとうございました。
会員茶話会は、親の会に入会されてからまだ何も参加したことがないという方も、
気軽にチャレンジできるイベントだと思います。
来年は皆さんも是非!!(教育部 学校理事)

当日の様子を動画撮影いたしました
併せてご視聴ください。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」玉川ボランティアビューローにて出前講座

5月18日、玉川ボランティアビューローにて開催されている
「サポートを求めている子どもに寄り添うボランティア養成講座」の中の
『〜知的障がい児への理解を深める疑似体験〜
セータとガーヤの気持ち伝え隊による出前講座』と
題された1コマに、8名のメンバーが参加しました。

参加者は18名。幅広い年齢層の方々が参加され、
ボランティア活動に対してとても熱心な様子が印象的でした。
「見え方」「聞こえ方」「手先の体験」などの障害の疑似体験の
ワークを行いながら、隊員のエピソードを交え、
より具体的にお話するよう努めました。

終了後の質疑応答では、ヘルプカードについて、
実際の支援の場においての対応、トラブルに遭遇しての対処法など
たくさんの質問が寄せられ、
状況に応じての対応が大切で、障害者本人のクールダウンの方法など、
隊員たちの実際の体験談もお話しながらお答えしました。
それぞれの質問にみんなで考えを出し合いながら話し合い
私たちにとっても大いに学びの場となりました。

「知的障害の特徴を具体的に理解できた」「臨場感があった」
「疑似体験のワークがとてもよかった」など好意的な感想が多く、
私たちの活動の励みとなりました。
今回の経験を活かし、今後もより伝わる出前講座を目指します。

 

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第67回 世田谷区手をつなぐ親の会定期総会 報告

5月12日(金)、三茶しゃれなあどオリオンにて、
第67回手をつなぐ親の会定期総会が開催されました。

当会の会員数は1176名(2023年4月末)であり、
出席者92名、委任状627通の提出を受け、
規約第14条3項により総会が成立しました。

2022年度活動報告、監査報告、決算報告、2023年度活動計画、
予算、役員承認まで全ての議案について、
賛成多数により承認され、無事に終了いたしました。

今年度は、4年ぶりに関係各事業所をお招きして
自主生産品販売会も併せて催されました。
参加者の方々はお買い物をしながら交流を楽しまれていました。

総会後は、東京リハビリテーションセンター世田谷
障害副統括施設長 兼 障害成人部門施設長、和田真吾氏による講演
「東京リハビリテーションセンター世田谷(障害者支援事業)
開設5年目を迎えて~地域移行に向けての実践と展望」
が行われました。参加者は89名でした。

5年前に世田谷区の拠点施設として誕生した東リハの、
特に知的障害者入所施設における現在の取り組みや課題、
今後の展望について、時間枠いっぱいにお話しいただきました。

課題については、例えば、特に自閉症の入所者に対する地域移行支援には
困難があるということなどが明かされました。
また、新しい取り組みとして、現在の通所先を継続しながら利用できる
入所体験ユニットの設置なども紹介してくださいました。

東リハは、設立以来、あまり情報共有の機会がなく
ベールに包まれているように感じられてきましたが、
和田施設長から直にお話を聴けたことで、
まずは東リハと当会の間に繋がりが生まれたことに、
深く意義を感じられたひとときでした。

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研修委員会主催勉強会 「働く知的障害のある人の一人暮らし」

2月15日世田谷区児童相談所団体活動支援スペースABにて
今年度2回目の研修委員会主催の勉強会を開催しました。
出席者は33名でした。



テーマは「働く知的障害のある人の一人暮らし」
講師は世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷ就労相談室室長名倉壮郞氏。
1人暮らしをしているご本人(Mさん)にも登壇していただく予定でしたが、
前日に発熱されてしまい残念ながら欠席でした。



名倉氏からの、
暮らし方として、自宅で家族と一緒、グループホーム、
通勤寮、アパートでの一人暮らし等に、
それぞれの良いところと (本人が)頑張るところがありますが、
「一人暮らし=自立  とは限りません。
様々なサポートを得ながらその人に合った
自立生活を目指していくことが大切です。」との言葉が心に残りました。

またMさんのアパートや職場での様子を
Mさん自身が撮った写真をスライドで紹介してくださり、
Mさんらしく、生活を楽しんでいる様子を垣間見ることが出来ました。

ずっと親と一緒が当たり前と思っていた我が子に合った暮らしとは?
を改めて考えるきっかけとなった勉強会でした。

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