今年度の地域会は、
テーマを決めて講師をお招きするという従来のスタイルではなく、
会員同士が親睦を深めることを目的に茶話会の形式にして、
「最近の子どもたちの様子」「生活の中での困りごと」「将来の不安」等、
日頃感じていることを参加者の皆さんに
自由にお話ししていただく交流会としました。
烏山地域会
烏山地域会は11月28日、烏山区民センター会議室にて開催。
会員9名が参加しました。
お子さんの年齢は20代~50代まで、
高校を卒業されて間もない方から
沢山の経験を積んでこられて
これからのご本人の居場所について模索されている方まで
幅広くお話を伺うことが出来ました。
長年地区の相談員をされている方のお話しも
「なるほど」と思うところがありました。
ご本人からの相談も多く、
その場合は相談というより「気持ちを聴いてほしい!」
「共有してもらいたい!」ということが多いそうです。
「何かをしてほしい」というよりも一緒に喜んだり、悲しんだり、
話を聴いてくれる人の存在が大切だと痛感しました。
障害者の一人一人に個性があり
出来ること出来ないことも様々だということを理解して
温かく見守ってくださる方が
地域の中に一人でも多くなることを願います。
それぞれの年齢や環境が違っても、
成功談も失敗談も本音で話し合えるのは
親の会ならではと感じました。
時間が足りなくなるほど、
いろいろなお話を伺うことができ有意義な会になりました。
世田谷地域会
12月5日(月)世田谷地域会が
世田谷区児童相談所 団体活動支援スペース会議室ABにて開かれました。
今回は特にテーマを設けず気軽に身近なことをお話しできる場として
茶話会の形で開催し、13名の方がご参加くださいました。
![](/assets/uploads/chiikikai2022-setagya-300x225.jpg)
参加者の自己紹介にはじまり、
それぞれのご家庭での様子や障害の特性、就労先や作業所、
生活介護での様子、コロナ禍での困りごと、休日の過ごし方、
きょうだい関係のこと、グループホームへの入居や
親亡き後の本人の生活から財産管理の不安など、
様々にお話しいただきました。
皆さま障害のある子どもの将来に不安を抱えつつも、
とても愛情深く育て生活していらっしゃる様子が伝わってきました。
コロナ禍になって3年、親睦会などでも集まりづらくなり、
なかなか心の中を吐露する機会が少なくなっていましたが、
このような会を開いて皆さまの貴重なお話をお伺いできまして、
本当に素敵な時間でした。
ご参加された皆さま、お寒い中本当にありがとうございました。
玉川地域会
12月12日(月)、尾山台地区会館にて玉川地域会を開催し、
12名が参加しました。
今年度の地域会は、
お茶とバイ焼き茶房のお菓子をご用意し、
テーマを決めず自己紹介しながらお子様の現在のご様子や
今までの体験等を自由にお話して頂きました。
お子様の年齢は20代がほとんどでした。
![](/assets/uploads/chiikikai2022-tamagawa-225x300.jpg)
印象に残ったのは、女性はホルモンバランスがあり、
生理に情緒が左右されてしまうこと、
ピル等の薬について、基礎体温の活用など、
女の子をお持ちの方の多くが悩んでいることでした。
また、強度行動障害の大変さ、
受け入れてくれる施設がなかなか見つからない。
施設や職場に入ったら安心ではなく、
子どもに合う合わないがあったり、
子どもの将来の希望(結婚・一人暮らし)を
今後どう受け止めていくか、
大人の療育はないか?
放課後デイのような余暇活動がないので、
軽運動をやりたいがどうしたらよいか、
等の意見もありました。
「息子の施設探しの際に一番頼りになったのは、
学校の先生ではなく、親の会の皆さんでした」
とのお言葉があり、親の会の大切さ、
助けてくれる人がいることの安心感が、
生きる支えになるのだと思いました。
お忙しい中、ご参加頂きましてありがとうございました。
砧地域
12月21日(水)世田谷区児童相談所団体活動支援スペース会議室ABで
砧地域会が行われ、9名の方が参加しました。
自己紹介を兼ねて、お子さんの特徴や
今までの様々なご経験をお話しいただきました。
![](/assets/uploads/chiikikai2022-kinuta-1-300x139.jpg)
就労してからの本人の苦労や葛藤。
それを「理解したい」と思いながら支え続ける家族の苦労。
「将来も自分の家で生活したい」という本人の希望がある一方、
「先々親なき後を考えると地域にあるグループホームなり
入所施設を探してあげたい」という親の思い。
どうすることが本人にとって一番良いことなのか考えてしまう等。
共通することは、日々お子さんの幸せを考えている事でした。
「もっと先輩お母さんのお話を伺いたい。
これからいろいろなことが起こってもそれを乗り越える
方法を先輩お母さんからお聞きできれば安心できる。」
との声も寄せられ、これは沢山の方が望んでいる事だと思いました。
時間が足りないくらい充実した地域会になりました。
ご参加いただきありがとうございました。
北沢地域会
12月22日(木)世田谷区児童相談所 団体活動支援スペース会議室ABにて
北沢地域会を開催しました。
出席者は12名で、お子様は20代〜30代でした。
![](/assets/uploads/chiikikai2022-kitazawa-225x300.jpg)
自己紹介は、お子さまの幼少期の様子から
療育歴、療育施設等の情報、
更に成長していく過程で大変だった事、
今現在の通所や就業状況や問題点、
さらには、コロナ感染と闘病中のノウハウ
更におすすめの病院等をお話しいただきました。
一言で障害があると言っても
本当に皆さん全く違った行動なので、驚きの連続でした。
特に、強度行動障害のお子様の話は
とても衝撃的でしたが、そんな中ご家族は
ご本人に最適な環境を!と奮闘されていました。
昨今の施設での介護者からの暴力や暴言等を聞くと
ご家族の皆さまもご心配だと思います。
皆さんのお話の中で、ママ友と話ができて気分転換になった、
いまだにママたちと繋がっているという話が出ていました。
それが、「手をつなぐ親の会」の存在意義だと
再認識しました。
皆さんと手をつないでいきたいです。