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2023年度 要請の会

8月8日 世田谷区役所ブライトホールにて
2023年度 要請の会が開催されました。

世田谷区より、障害施策推進課長
障害者地域生活課長、障害保健福祉課長をはじめ
13名の担当部の皆さまにご出席いただき
親の会からは43名の参加がありました。

今年度は…
 重度対応のグループホームの増設
 地域生活支援拠点の整備
 東京リハビリテーションセンター世田谷の地域移行への支援
 一人暮らしの支援
 福祉人材の確保
 その他の福祉サービス
  ・セルフプラン解消への取組み
  ・重度障害者の短期入所の受け入れ
  ・移動支援の拡充
 避難行動要支援者支援プランの推進
 共生社会の実現
 知的障害者が安心して受診できるの医療機関
 就労している知的障害者の支援

以上を要望としてお伝えし、区担当者から回答をいただきました。



障害当事者からは、
自己実現に向けて真剣に取り組む様子
周りに支えてもらいながら育った世田谷が、
さらに優しい手厚い福祉の街であってほしいという願い
将来の自立に向けて住まいに関する要望などが
区担当者に向けて語られました。
思いが伝わる立派な意見発表で、
会場から大きな拍手が送られました。

また会員代表からは、「障害者にやさしい街」をテーマに
グループホーム、親なき後の金銭管理、
安全な道路の整備、自主生産品の販売、
施設の運用など多岐にわたる意見が述べられました。

質疑応答では、会員から多くの質問、意見、要望が寄せられ
区担当者から一つ一つ丁寧に回答をいただきました。

親の思いや、当事者の気持ちを自らの言葉で直に伝えることで、
理解していただけることも多くあったのではと思います。
直接対話することの重要性を改めて感じた今年度の要請の会でした。

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高等部企業見学 富士通ハーモニー株式会社

7月18日(火)、富士通ハーモニー株式会社 川崎オフィス
を見学して参りました。参加人数は9名。
会議室で説明、質疑応答の後、
仕事場の見学をさせていただきました。





富士通ハーモニー株式会社は、2013年に設立された
富士通株式会社の特例子会社です。
事業所は本社を含め全国に22か所あり、
障害者雇用スタッフの全209名中166名(約8割)
が知的障害の方です。

仕事内容は、データ管理業務(資料電子化、印刷、データ入力など)、
オフィス環境業務(会議室清掃、消耗品補充、事務用品作成など)のほか、
健康診断のサポート業務、ノベルティ(革製品)の作成も行っています。

広々としたオフィスで、福利厚生も富士通の一般社員の方と同等とのこと。
大企業ならではの恵まれた環境の中で、皆さま生き生きと、
そして真摯にお仕事に取り組んでいらっしゃいました。

 

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高等部施設見学 世田谷福祉作業所(生活介護施設)

7月11日に世田谷区立世田谷福祉作業所
生活介護施設を見学させていただきました。
「しあわ世のもりあわせ」を屋号にされている施設内は
あらゆる配慮が随所に施され、新しい建物は隅々まで清潔で、
職員の皆様は利用者さんひとり一人に寄り添い、
温かくご支援されていました。

生活介護事業は開始されて4年とのことですが、
今まで積み重ねてこられたものが感じられました。
また、利用者さんが穏やかに笑顔で過ごされているご様子に触れ、
幸せな気持ちになりました。

生活介護の利用者さんが過ごされる部屋では、エアロバイクや
バランスボールなどを使った運動が行われていました。
お楽しみ活動としてクッキングやお出かけ、
アート活動では、版画などもされているそうです。

作業やモノづくり活動では紙すき用の紙ちぎりをされていました。
紙すきで作成された名刺やはがきにはインクジェット印刷ではなく
活版印刷が施され、オシャレで温かみのある仕上がりになっていました。



施設内はアートがいっぱいでした。玄関には利用者さんが
マスキングテープを貼って隣接する公園をイメージして
作成した傘が飾られています。
また施設内に飾られた同じ手法で作成した大きなちぎり絵や、
利用者さんが手描きした干支の絵などが目を楽しませてくれます。

カフェでは焼き菓子・チャイ・マグカップ・チキンカレーなどが
販売されています。
地元の皆さんが気軽に立ち寄り美味しいものを楽しむ
カフェスポットになっていました。
お土産に買った焼き菓子は素材にもこだわっているだけあって、
本格的なお味でとても美味しかったです。

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教育部 中学校紹介を開催しました

2023年7月13日、世田谷区児童相談所会議室にて
お子様の進路を考える保護者を対象とする中学校紹介を
会場とZoomのハイブリッドにて開催しました。
参加者は会場12名、Zoom17名、後日配信(会員限定オンデマンド)31名、計60名。



都立久我山青光学園及び、区立中学校特別支援学級6クラス、7校の紹介と、
「支援学級から通常学級に転級された方の経験談」の紹介がありました。

学校紹介をされた会員からのレポート

娘は現在中学2年生、紹介をする側となり参加しました。
娘が小学生の頃、親の会の中学校紹介を聞き、
参考にした時のことを思い出しながら、資料作りをしました。
あの当時は自分の子どもが中学生になる姿があまり想像できないまま参加。
身支度は自立していると良い(紐靴やズボンのベルトの着脱など)、
通常の部活への参加は、先生は特に付いてくれないため、
指示を理解し1人で行動することができれば参加できる、などを聞き、
やはり小学生の時とは違い、社会に向け少しずつステップアップするのが中学校だな、
と思ったことを思い出しました。
当日はたくさんの方がZoomで視聴していました。
たまたま中学理事の方のご都合がつかず、
現高等部のOBの方が代理でスピーチする学校もありました。
このように各学校の代表としてお話しする方々も、
自分たちの学校の良いところ、特色が伝わるよう、
少しでも手助けになるようにと、この場に参加しているのだと思います。
小学校と中学校、またその先も、縦の繋がりがあることで、
情報交換したり、気持ちを共有したりできるのが
親の会の素晴らしいところだと
改めて感じることもできた中学校紹介となりました。

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」給田小学校にて出前授業

今回は小学4年生150人へ向けての出前授業でした。
今年度の給田小学校4年生は、障害をテーマに取り上げた
総合学習で地域の給田福祉園と交流をしながら学習していて、
その学びの一コマを「セータとガーヤの気持ち伝え隊」へ
依頼していただきました。



久しぶりの学年全体への授業、みんな飽きずに聴いてくれるかと
いささか不安と緊張の当日。
前日までの酷暑から一転、少しほっとできる涼しい日になり、
体育館に4年生150人が集合。全員ちゃんと前を向いている!
そんな姿に感心するのは4年生に失礼かな?

私たちの方が子どもたちのまっすぐな視線に圧倒されながら、
ペットボトルのメガネや軍手を使った見え方や手先の作業のワーク、
ピカ語しか通じないコミニケーションのワークなどを通して、
「知的障害」の人たちの特性を体験してもらいました。



熱心にメモをとり、素直に一生懸命ワークに取り組んで、
ピカ語体験では大いに盛り上がる4年生と
楽しく授業をさせてもらいました。
友だちやお家の人とこの日の話をしてくれたら嬉しいな。

最後の質疑応答は何人も手を挙げてくれました!
次は給田福祉園の利用者さんとの作業体験が予定されているそうです。
地域ぐるみの繋がりで、障害者への理解が広がる事に
大いに期待したいですね。

お知らせ

青鳥特別支援学校ベースボール部
全国高校野球選手権西東京大会出場

親の会会員の子どもたちの多くが
学生時代を過ごした青鳥特別支援学校。
東京都の特別支援学校が
全国高校野球の大会に出場するのは初めてで
メディアの報道に胸が熱くなった方も
多かったのではないでしょうか。

東京新聞では、7月9日、11日の2日間にわたって
記事が掲載されました。

この度、東京新聞のご厚意で、
当会HPで転載の許可をいただきました。

青鳥の活躍を、今一度お目通しいただければと思います。

ベースボール部のみなさん!西東京大会出場 おめでとう!

東京新聞様、私たちのHPでの紹介について
ご了承いただきありがとうございます。


東京新聞2023年7月9日 朝刊1面
『ともに「1勝」を 高校野球 西東京大会』



東京新聞2023年7月9日 朝刊24面
『青い鳥「できた」重ね』


東京新聞2023年7月11日 朝刊1面
『障害越え 夢の球音』

 

お知らせ

3/31~9/29 クローバーアート展@Online 開催中

社会福祉法人武蔵野会 世田谷地区主催の
美術展 クローバーアート展@Onlineのご案内です。

駒沢生活実習所九品仏生活実習所
烏山福祉作業所世田谷福祉作業所
の4施設の利用者が、職員の方々の
工夫に満ちた支援の中で制作に取り組んだ
素晴らしい作品が並びます。

サイトにアクセスして是非ご覧ください。

 

クローバーアート展@Online
 ※こちらからもご覧頂けます

期間:2023年3/31~9/29
お問合せ先:九品仏生活実習所

←詳しくはチラシをクリック

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高等部施設見学 烏山福祉作業所(生活介護施設)

6月22日世田谷区立烏山福祉作業所
生活介護の見学に伺いました。
歴史ある B 型作業所に、今年度から併設された生活介護の施設です。



午前中は B型作業所の利用者さんと同じ作業内容を
生活介護のお部屋で行っていました。
利用者さんの様子を見ながら、プログラムを試行錯誤中のようです。

今年度は B 型作業所と同じ作業をするので、
額は時間に比例して少なくなりますが、工賃も出て
利用者さんのモチベーションになっていらっしゃるようでした。

生活介護の利用者さんが過ごす部屋の壁には
午後の活動で作成した七夕の飾りや絵画が飾られてありました。

その他お散歩をしたり、近くの貸農園で農業体験をしたり、
楽しい時間を過ごされていらっしゃいました。

今年4月にオープンした BB カフェの店内の様子です。
B 型作業所で製造した世田谷産の果物のジャムや米粉の焼き菓子、
フェアトレードされた有機栽培のコーヒー豆等が販売されています。

世田谷産果物の中にはご近所の庭先のフルーツで
個人宅では収穫しきれないものを採らせて頂いた物もあるようで、
御礼に草取りをされたり、お話をしたり
地域の方と深く交流しながら作られたジャムです。
世田谷土産にも登録されています。

カフェを開設したことにより、店舗を構えているという事で
芦花商店街の加盟店にもなっていて、
商店街の方にも理解して頂く
良いきっかけとなっているとおっしゃっていました。

その他にも BBB=ブラックバードバンド(メンバーは利用者さん全員)で
色々な所へ出向いて演奏をしたり、地 元の小学校4年生と一緒に演奏をして
交流を楽しみながら、地域の理解を深めていらっしゃいました。

一つの地域で色々な人が助け合って、より幸せに暮らすことを
とても自然に楽しんで取り組んでいらっしゃる印象でした。

お土産に買って帰った可愛い顔のクッキーは
身体にも心にも優しい味がしました。

 

 

 

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「セータとガーヤの気持ち伝え隊」出前講座 in 国士舘大学

6月8日、国士舘大学の勉強会
「地域でボランティアをやってみよう!」にて、
気持ち伝え隊による出前講座を行いました。



東京の梅雨入りとともにやってきた
ぐずついたお天気にかかわらず、
教室の席がいっぱいになる程の多くの学生さんたちに
参加して頂きました。



私たちの話に、学生さんたちは
頷きながら熱心に聴いてくれました。
見えにくさの擬似体験の場面では
私たちの持っている数字をキョロキョロと
頑張って探してくれたり、
手先の体験では、必死にシールを貼ろうと
悪戦苦闘されていました。

和やかで明るい雰囲気の中で学生の皆さんに
私たちの思いを伝えることができました。

これからの社会を担う若い方々が
こうして障害者への理解や関心を
深めようとしてくれている姿を見て
隊員一同とても頼もしく思いました。

お知らせ

世田谷区障害者福祉団体連絡協議会作成リーフレット
『未来へ!多様性のまちへ』

世田谷区障害者福祉団体連絡協議会(通称:連協)は、
区内の障害者団体と障害児・者を支援する福祉事業者、
15団体で構成されています。

この度、リーフレット『未来へ! 多様性のまちへ』を作成しました。
加盟障害者団体の障害特性、加盟団体の紹介の他、
障害の社会モデルについての説明を掲載しています。


     
こちらをクリックしてご覧ください。
  (無断転載はご遠慮ください)
    
     

 

 

 

 

 

お目通しいただき、障害を知っていただく
きっかけになれば幸いです。

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